夫と同じ墓に入りたくない!夫婦別にしたい!永代供養とは?


お墓は夫婦別々にしたい奥さんのイラスト

2015年8月に行われた生命保険会社のアンケートで、既婚女性の4人に1人が夫と同じ墓に入りたくないというデータがありました。

その理由は様々で、夫婦関係が破たんしていた、母と折り合いが悪かったと言った理由もありましたが、自分の生まれた家族の元に戻りたい、夫との関係は友好的であったのにも関わらず、死後は自由になりたいという理由もありました。

少子高齢化と言われて久しい日本では、今後はお墓を継ぐ人が減り、無縁墓が増えるという問題がささやかれています。

先祖代々のお墓に入る以外に、どんな方法があるのか調べてみました。

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夫と同じお墓に入るのはなぜ?決まりなの?

誰がどこのお墓に入るかということは、決まりがあるわけではなく、慣習による部分が大きいようです。

よくある先祖代々の墓に入るのは長男、長女など第一子で、その下のキョウダイたちは未婚であれば実家の墓に入れますが、別世帯を築いた場合は自分たちのお墓を用意します。

ローアングル気味のお墓の写真

ところが、新たな墓地取得となると、寺院や民間、公営に関わらず、継承者が必要になってきます。お墓の継承者がいることが前提となっているので、未婚の人や子どものいない夫婦には取得が難しいのが現状のようです。

お墓の写真

現代では晩婚化、非婚化が進み、核家族化し、継承者がいない場合も多くなりました。さらに、先祖代々の墓に入ることを望まず、墓そのものを不要と考える人が増えてきました。

お墓の継承者となると、継承者が変わった旨の名義変更手続きがあり、お墓の管理に伴う支出が伴います。

さらに、民営、公営の墓地ではなくお寺であれば、檀家としての義務が発生する場合もあります。このようなわずらわしさを子どもに課せられないと考える人も増えてきました。

お墓と木と曇り空の写真

お墓にとらわれない色々な葬送とは?

ちょっと話は逸れますが、日本で一般的な火葬の他に、世界にはいろいろな葬送があります。

この中に、夫婦別々のお墓のヒントが見えるかもしれません・・・。

火葬

仏教からくる火葬は日本では一番一般的です。荼毘(だび)とも言いますが、その後、遺骨を骨壺におさめます。

土葬

遺体を棺に入れたり、またはそのまま地中深く埋める方法です。日本でもかつて一般的で、今でも禁止はされていませんが、疫病など衛生面での心配や、多くの土地が必要なことから、例外を除き自治体によって禁止されています。

水葬

遺体を海や川に流す方法です。日本では禁止されていますが、洋上で亡くなり、同船していた医師が死亡診断書を準備できた場合など例外もあります。

風葬

遺体を木の上や洞窟に野ざらしにする方法で、日本ではできません。

鳥葬

遺体をハゲワシなどの鳥に食べさせるという、チベットの高地やインドの一部で行われている葬送です。鳥が死者を天まで連れて行ってくれるという考え方からきているようです。

散骨

遺骨を細かく砕いて(粉骨)海や川、空、野山に撒くこと。お骨とわかる形で撒いてしまえば、死体遺棄罪となりますが、2mm以下の粉末状にし、場所に配慮して行います。

宇宙葬

現代っぽくなってびっくりですが、ロケットで打ち上げてもらい散骨することです。搭載する量に限りがあるということで、数グラムのみの受付となるそうです。

エコ葬

火葬をするとCO2や有害物質を発生させますが、世界的にもこれらを減らし、熱の再利用や植樹という取り組みが始まっています。

アメリカの、遺体を薬品で溶かす方法や、スウェーデンではフリーズドライにして粉末にし、土に還す方法などがあります。

日本でも棺を段ボール製にするなどの取り組みが始まっています。

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永代供養で夫婦別のお墓にできるの?

お墓の話に戻りますが、先祖代々のお墓に入る気持ちがない自分だけの墓で眠りたい継承者がいない、お墓に係る金銭的な負担を減らしたい等の理由で、永代供養という考え方が広がっています。

永代供養とは、お墓参りをしてくれる人がいなくても、お寺や納骨堂が宗派にこだわらず永代にわたって供養してくれることです。一度料金を支払えば、その後は使用料や管理料、お布施や寄付などを求められません。

ただ、お骨の預け方はさまざまありますが、基本的に骨壺からお骨を出して、合同のお墓や納骨棚におさめられることになりますので、後々お骨の返還を求めることはできません。

最近では樹木葬というのが注目を浴びていて、お墓の代わりに樹木を墓標とします。

木と空と雲のバランスが良い写真

サクラ、紅葉、ハナミズキなど、お好きな樹木の下で、土に還る優しいイメージの葬送ともいえますよね。

墓石を用意しなくて済むので、料金が安く抑えられる上にエコですし、今後ますます需要が増えていくかもしれません。

夫婦別のお墓 まとめ

私も若い頃に散骨という言葉を知り、狭い墓石の下に閉じ込められるよりは、空や海に撒いてもらい、死後の魂を自由にはばたかせてほしい…というイメージがありました。
が、今は考え方がちょっと変わりました。

葬送や供養というものは、残された人間のためのものではないかと思います。
ですから、筆者の場合は、子どもたちに任せたいなという気持ちがあります。

親亡き後、子どもたちが迷ったり悩んだり、また良い報告をしたいと訪れる場所がお墓で、その場所に行くまでの道中や時間を費やすことで、気持ちの整理がつけられますよね。きっと、元来そのためのお墓というものが生まれたのではないでしょうか。

ですが、限りある土地の中で、お参りしてくれる人もなく無縁墓となっていく墓地が増えるのであれば、従来からあるような先祖代々の墓や、新たに墓を建立するという考え方はどんどん減っていくのかもしれませんね。


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