日本全国、どの都市にも必ずある「ソウルフード」
その土地に住む人たちが、愛してやまない「魂が喜ぶ食べ物」、それがソウルフード。
今回は、日本の最北端、北海道におけるソウルフードである【ジンギスカン】北海道の道産子(どさんこ)たちは、お花見にまでソウルフードを食べる!?
本日は北海道のソウルフード【ジンギスカン】お花見にも登場!をお送りします!
ジンギスカンとは?
東京、名古屋、大阪など、本州などで暮らしている人は「肉」と言われれば、「牛肉、豚肉、鶏肉」などが頭に浮かぶのではないでしょうか?
しかし、同じ日本国内であっても「肉」といえば「羊!」と答える土地があると言われたら、あなたはどう感じますか?
北海道民にとっての「肉」といえば「羊!」
「ジンギスカン」とは「羊肉の焼肉料理」のことを言います。
厳密に言うと、
・成羊の肉は マトン
・仔羊の肉は ラム
と呼ばれています。
そして、知らない方もいらっしゃるかも知れませんが、ジンギスカンをするための【ジンギスカン鍋】というものも存在しています。
ウィキペディアによりますと
北海道、岩手県遠野市、長野県長野市など日本の一部地域では盛んに食べられており、郷土料理となっている。
北海道、岩手県などでは、中央部が凸型になっているジンギスカン鍋(後述)を熱して羊肉の薄切りと野菜を焼き、羊肉から出る肉汁を用いて野菜を調理しながら食す料理である。
とのことで、北海道のみならず、岩手県や長野県などでも食されているようですね。
そしてこれが【ジンギスカン鍋】です。
真ん中のふくらんだ部分で、羊の肉を焼き、その肉汁が周りへ流れ落ちていく作りになっており、その周りで、もやしやキャベツなどの野菜を煮込むように焼くのが一般的。
肉汁がムダにならず、野菜も美味しく食べられます♪
実際に肉を焼いている状態がコチラ☆いろんな野菜が楽しめて、ヘルシーで美味しい焼肉になります♡
ジンギスカンの歴史
ジンキスカンの起源については諸説あります。
俗説で「かつてモンゴル帝国を率いたジンギスカン(チンギス・カン)が遠征の陣中で兵士のために作らせた」と説明される場合もある。また、ジンギスカンという料理の命名は、源義経が北海道を経由してモンゴルに渡ってジンギスカンとなったという伝説(義経=ジンギスカン説)から想起したものであるとも言われている。
(出典:ウィキペディア)
羊肉が初めて日本で食べられたのは、大正時代。中国北東部(かつての満州国)に渡った日本人が、モンゴルの羊肉料理をみて、研究を始めたと言われています。
そして、昭和30年代になると、羊の肉だけでなく、タレにひたした「味付き肉」「タレ」などの販売も始まり、一般家庭にも一気にジンギスカンが広まり出したようです。
味のない「肉だけ」で販売されるよりも、タレで味付けがしてあり、あとは調理だけになっているものになると、途端に購買率が上がるのは、今も昔もかわらないんですね。
お花見でジンギスカンを食べるようになった理由
これがまた、面白い!とても興味深い記事を見つけたので、内容をシェアさせていただきますね。
お花見でジンギスカン。仕掛け人は、現在の「株式会社マツオ」か!?
札幌から北へ約80キロ、滝川市に有力な「花見ジンギスカン」発祥説があるという。
昭和31年、滝川で創業した「松尾羊肉専門店(現、株式会社マツオ)」の専務にお話をきいた。「昭和32、33年のことです。私どもの店では、当時から味付きジンギスカンを販売していました。その店の近くに滝川公園があって、たくさんの花見客でにぎわっていたんです。大勢の人が、ゴザを持って目の前を通りすぎていく。私たちは、どうにかしてその人たちに肉を売りたいと思いまして…」
そこで、知り合いに肉と七輪をもたせ、花見の公園でジンギスカンをやってもらった。肉の焼ける香りが一面にただよい、周りにいた人たちの食欲を刺激した。その場で肉の販売を行うと、あっという間に行列ができ飛ぶように売れた。貸出した七輪が足りなくなるほどの盛況ぶりだったという。
煙を気にせず、豪快に食べるジンギスカンは、アウトドアにぴったりだった。大勢で食べるとなお美味しい。ビールにも良く合う。「あまりの人気に驚いて、それまでは販売だけでしたが、店でも食べられるようにしたんです」
なんとっ!!!
現在のお花見でも、大人気の「お花見でジンギスカン」は、この頃からの熱い商売人の魂が生み出した、一つの大きなビジネスだったんですね!
そして、この商売人の魂が生み出した、一つの「お花見でジンギスカン」文化は、時代を越えて、今もなお強く息づいているのであります。
お花見でジンギスカン
実際に、現代のお花見で「ジンギスカン」のデリバリーサービスが行われていることを、あなたはご存知ですか?北海道でのお花見は、美しい桜の下で、ビールを飲んで、ジンギスカン焼肉を食べて、みんなで大盛り上がりしているのが一般的なんですよ。
円山公園でお花見ジンギスカン
それでは、実際の映像を見てみましょう。まずは、札幌一のお花見の名所【円山公園】から!
完全にバーベキュー体制でしたね♪ 何か所かで煙が上がっているのが印象的でした。
【円山公園】でのバーベキュー事情をもっと詳しく知りたい方はコチラの記事へ。(完全手ぶらでOKのデリバリーサービスもあります!)
五稜郭公園でお花見ジンギスカン
続きましては、北海道函館市。星型の姿が印象的な美しい【五稜郭公園】
こちらでは毎年七輪でジンギスカンを楽しんでいらっしゃる方の動画があります。本場の方のジンギスカンをとくとご覧くださいませ。
【五稜郭公園】でのバーベキュー事情をもっと詳しく知りたい方はコチラの記事へ。(完全手ぶらでOKのデリバリーサービスもあります!)
北海道のソウルフード【ジンギスカン】 まとめ
北海道の方にとっては、もはや当たり前の「お花見でジンギスカン」。ですが、知らなかった方にとっては、なかなか衝撃的な出来事だったのではないでしょうか?
周りのみんなもやっている!外だから煙も気にならない!そんな楽しい「お花見でジンギスカン」今年は、ビール片手にみんなで楽しみたいものですね♪
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地方ごとに、いろいろな文化があって面白いですね。あなたの土地にも、特有のお花見文化はありますか?
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