元々は遊びのつもりで組んだというこのバンド。男性2人、女性2人の4人からなるロックバンドです。
2012年に結成され、メジャーデビューは2014年。結成からたったの2年間でデビューを果たし、その後2年間で紅白歌合戦出場や武道館公演を果たすなど、異例の早さで大ブレイクしました。
しかしあまりの早さが故に、普段音楽を聴かない方々にとってはまだまだ知られていなかったのです。認知度が上がりつつある途中であったタイミングでのあのベッキー騒動。
認知度は上がりましたがすっかりイメージは偏ってしまいました。この騒動によって初めて彼らを知った人は、「売名行為」「この騒動のおかげで売れた」と言いますが、それは全くの見当違いです。
何故ならこの騒動以前からすでにライブチケットは中々取れない状況にありましたし、ベッキーも元々は彼らの熱烈なファンであったことがきっかけでした。それだけ、彼らの人気はすでに高いものであったのです。
ゲスの極み乙女。ってどんなメンバー構成なの?
ゲスの極み乙女。のメンバーについて、まだまだ知らない人も多いので紹介していきます。
川谷絵音(かわたにえのん)Vo&Gt
昨今一躍有名になってしまった、このお方。ゲスの極み乙女。の全ての楽曲の作詞・作曲を手掛けるバンドのフロントマンです。ギターを始めたのは大学の軽音部に入ってから。
現在27歳ですから、ギターを初めて10年も経っていないのは驚きです。ゲスの極み乙女。の他にも「Indigo la End」というバンドを掛け持ちしており、両バンドで大型フェスやTV番組に出演するなど、多忙な日々を送っています。
また「SMAP」や「チームしゃちほこ」など、アイドルにも楽曲を提供しており、多方面で活躍しています。
休日課長(きゅうじつかちょう)Ba
パッと見、30〜40代に見えますが、実はまだ29歳という若さ。この見た目から川谷が「休日課長」と命名しました。
大学時代川谷と同じ軽音部に所属し、川谷の2つ先輩に当たります。川谷が掛け持ちしているもう一つのバンド、「Indigo la End」に所属していた時期もありましたが、当時大学生であった課長は就職活動を経てサラリーマンとなった為脱退しました。
その後再び川谷の誘いを受けゲスの極み乙女。に加入しますが、しばらくはサラリーマンをしながら活動をしており、仕事の後バンドの練習に行き、夜中まで練習した後また翌日会社に出勤…と苦労しながら活動を続けていたようです。
ちゃんMARI(ちゃんまり)Key
身長148cmの小さな身体から繰り出されるダイナミックな演奏パフォーマンス。短大時代には音楽科で作曲を専攻し学んでいたこともあり、高い技術力、表現力があります。
そのテクニックとは裏腹に、独特な天然キャラで、ライブやTV番組では「コポゥ!」というかけ声(意味は多分ありません…)で観客を盛り上げています。幼い頃から長い間琴も習っていて、準師範の資格も持っているとか。是非一度その音色を聴いてみたいです!
ちゃんMARIも元々「Crimson」というバンドを組んでおり、掛け持ちでゲスの極み乙女。に参加しています。
美大生の友人がちゃんMARIにプレゼントした自作のトートバックに「ゲスの極み乙女」と描かれており、そこから名前を拝借してこのバンド名になったそうです。この友人は後にゲスの極み乙女。のライブでダンサーとしても舞台に上がっているんですよ。
ほな・いこか Dr
かなりの美貌とスタイルの持ち主で、ファンからも絶大な人気を誇る女性ドラマーです。バンドでは女王様キャラで通っているために、ファンからは「いこか様」と呼ばれています。
その美しい外見を持ちながらもドラムの技術力も高レベル。男性顔負けの音圧とリズム感でバンドを支えています。「マイクロコズム」という女性2人組ユニットのメンバーでもあります。
バンド内では、休日課長がいこか様大好きで、猛アタックをするもいつも振られる…というキャラ設定があり、ライブのMCではこの下りでファンを沸かせています。
ゲスの極み乙女。ってどんな曲?
曲の特徴としては1曲の中でリズムやフレーズが次々に変わったり、ラップを含む曲も多く、「ヒップホッププログレバンド」と自称しています。
メジャーデビューから現在に至るまで様々なタイアップがついているので、どこかで聴いたことのあるメロディやフレーズもあると思います。いくつかご紹介しましょう。
●『猟奇的なキスを私にして』/ドラマ『アラサーちゃん 無修正』オープニングテーマ
●『デジタルモグラ』/ドラマ『すべてがFになる』主題歌
●『私以外私じゃないの』/コカ・コーラCMソング
●『オトナチック』/NTTドコモdヒッツCMソング
まとめ
今回の騒動であまり良いイメージをお持ちでない方も、曲を聴いてみたら「意外と良いじゃん!?」と思われる方もいらっしゃるのでは?
私はインディーズ時代からの彼らの音楽を聴いてきましたが、本当にメンバーそれぞれが個性と才能に溢れた素晴らしい若手バンドであると思います。
先入観で聴かず嫌いはもったいない!少しでも興味を持たれた方は、インディーズ時代の初期の曲もたくさん良い曲がありますので、是非聴いてみてくださいね!