七五三のお参りは神社かお寺か。熨斗(のし)袋の表書きについても

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神社とお寺

子供の七五三のお祝い、楽しみですね。

毎年11月になると、着物を着たかわいい子供たちが、親に手を引かれて歩いているのを見かけます。

そういえば七五三のお祝いって、どこでやるのでしょうか?神社?それともお寺?

意外に知られていない、素朴な疑問。

今日は、七五三のお祝いは神社でやるのか、お寺でやるのかについて書いていきます。

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七五三のお参りは神社で行う

七五三のお参りですが、基本的に行うのは「神社」です。

というのは、七五三というのは「子供が無事にその歳まで成長できたこと。健康に生きていられること」への感謝を述べに、氏神様に報告に行く行事だからです。神様が祀られているのは神社なので、筋としては神社に行くことになりますね。

なお、目印としては、鳥居があるのが神社です。

神社

七五三を神社でやるときは「初穂料」を用意

七五三を神社で行うときには、神主さんにお祓いをしてもらい、その後に祝詞(のりと)をあげてもらいます。この一連のことに対して謝礼をお支払いしますね。このとき、お支払いするお金のことを「初穂料(はつほりょう)」と言います。

「初穂料(初穂料)」とは、もともとはお金ではなく「その年の最初にとれた稲や野菜などの農作物のこと」を指しています。昔の日本では、神様に祈りを捧げる儀式のときには、お金と同等の価値がある稲穂(お米)や農作物を供物として奉納してきました。

時代は変わり、奉納するものが、稲や農作物ではなくお金に代わった今でも「初穂料」と言っているのはこのためです。

稲穂

「初穂料」熨斗(のし)袋の表書きの書き方は?

かつては稲や農作物をお供えしていたと言っても、現在はお金でのお支払いです。どのように用意していったらいいのでしょうか?

神社への奉納は、白い封筒で紅白の蝶結びのものになります。

七五三のお祝いに限らず、神社で行われるお祓い、ご祈祷など全般に「初穂料」もしくは「御初穂料」といいます。神社によっては、「玉串料(たまぐしりょう)」と言うところもあります。

表書きの下の部分には、ご祈祷してもらう子供の名前を書きます。

初穂料の書き方

最近では、受付で申込みをしたら、そのまま現金での支払いをすることになり、封筒が不要になるというケースもあるようですが、一つの知識として、のし袋の書き方を知っておくとよいでしょう。

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七五三のお参りはお寺で行うこともある?

先ほど述べたように、「七五三は子供の無事の成長を、氏神様に報告に行く行事」のため神社で行うといいましたが、最近ではお寺で行う人も増えているようです。

というのは、神社は神様が祀られているところであり、その考え方は神道に基づいているためです。宗教的な考え方で「日本の神様をあがめてはならない」と言われている人や、他の宗教を信仰している人たちは、神社でのお参りができません。

ですが、お寺に祀られているのは仏様なので、宗教的な考え方とぶつかることはないのです。

お寺のイラスト

七五三を寺でやるときは御布施

神社で行うときに支払うのは「初穂料」と言いました。お寺の場合は、「御布施(おふせ)」となります。

七五三に限らず、葬儀や法事などのときにも「御布施(おふせ)」となります。お経をあげてもらう他、一連の流れに対して、お礼として支払うもの全般を言います。なぜ「御布施」という表現になるかというと、この謝礼は僧侶へ直接渡すものではなく、寺院のご本尊様にお供えされるものだからです。

熨斗(のし)の表書きは、「御布施(おふせ)」もしくはご祈祷をしていただく場合には「御祈祷料」、そして、知らぬ間に授かっている神仏の加護・恩恵に対するお礼という意味で「冥加料」があります。

御布施の書き方

いずれにしても、下の部分には、ご祈祷してもらう子供の名前を書きます。

まとめ

結論として、七五三のお祝いをする上で、基本の筋としては「神社」だけれど、お寺でも問題はないことがわかりました。

あとは実際にお参りに行くにあたって、距離的な問題や、同行してくれる身内の人たちの考え方などもあると思いますので、事前にきちんと相談をしておくことが大切です。

いずれにしても、主役である子供たちにとって、一番幸せな思い出になるような形でお祝いしてあげられるといいですね。

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