見た目は同じなのに、呼び名が違う・・・。
「ウインナーとソーセージの見わけがつかない!」
そんな人は多いと思います。
そこで違いは何なのかを調べてみました。
ウインナーとソーセージの違いは?
「ソーセージ」とは、豚や牛、鶏などの肉を挽いて腸詰にしたもの。
これらの中にはウインナー、フランクフルト、ボロニアソーセージがあります。
ということは、「ウインナーはソーセージの一種」ということになります。
ソーセージというのは、腸詰すべてをひっくるめたことを言うんですね!
ではウインナーもろもろ、どのような違いがあって呼び名が変わるのでしょうか?
昔と今では呼び方の定義が違う!
以前は何の腸に詰めるかによって呼び名が変わっていましたが、現在では人工皮の使用により、太さによって呼び名が変わるようです。
【ウインナー】
- 旧:羊の腸に詰めたもの
- 現:20ミリ未満
【フランクフルト】
- 旧:豚の腸に詰めたもの
- 現:20〜36ミリ未満
【ボロニアソーセージ】
- 旧:牛の腸に詰めたもの
- 現:36ミリ以上
ちなみに中身は、ほぼ同じだそうです!
スーパーのウインナーには何が入っているの?
では巷のスーパーに売られているウインナーには、何の挽肉が入っているのでしょう?気になる商品名の由来とともに見ていきましょう。
【アルトバイエルン】
豚肉の粗挽きを使用。
ドイツ南部にある州の名前。
【シャウエッセン】
豚肉を使用し、選別された羊の腸に詰めている。
ドイツ語のシャウとエッセンを掛け合わせた造語。シャウは「観る」、エッセンは「食卓」という意味。
【森の薫り】
豚肉の粗挽きを使用し、スモークしている。羊の腸詰。
【ポークビッツ】
豚肉を使用。小さいので火の通りが早い。
【熟成】
豚肉の粗挽きを使用し、72時間熟成している。
こうしてみると、一般的なウインナーは豚肉が使われており、天然の腸詰もあり、人工皮もあるようです。それぞれこだわりがあるんですね。
次回からぜひ、ウインナー選びの参考にしてみてください。
ちなみにチョリソは、刻んだひき肉を使ったものを言うそうで、辛いウインナーのことではないようです。これはメキシコから日本に伝わったので、必然と辛いイメージがついたのだとのこと。
本場のチョリソは辛くないものが一般的とのことです。意外ですね!今の日本のウインナーも粗挽きが増えていますから、チョリソと言ってもいいのかもしれません。
ではついでに・・・サラミとカルパスはどう違う?
これらはドライソーセージに当てはまります。水分量の違いで分類されています。水分量が35%以下の物をサラミ、55%以下の物をカルパスと言います。
まとめ
ソーセージとウインナーの謎は解けたでしょうか?
日本特有のソーセージに「魚肉ソーセージ」があります。これはスケトウダラのすり身に豚の脂肪を混ぜて作られています。
昔懐かしい「赤ソーセージ」は、昭和中期の頃、良質の肉が手に入らなかったことから、見た目の色の悪さを隠すために着色されたのが始まりです。現在ではお弁当用に人気があるため、わざわざ着色して売られているそうですよ。