世界一観光客が訪れる国フランス。中でも圧倒的人気のパリでは、観光客を狙った犯罪が起きています。
日本ではあまり考えられない犯罪が多いので、浮かれすぎずに気を引き締めて楽しい旅行にしましょう。
パリの犯罪には観光客に「Do you speak English?」と話しかけてくるケースがある
旅行先でこんな言葉をかけられたときは警戒してください。その言葉とは・・・
「Do you speak English?」です。
日本語にすると「英語を話せますか?」という自然な声かけです。
これにもし「Yes」と答えてしまうと、架空の支援団体を名乗って寄付を強制してくることがあります。
実際私がパリへ一人旅をした際も、地下鉄で小綺麗なサラリーマンの男性に話しかけられました。現地の人が話しかけてくるのは疑ってかかるよう学んでいたので、さっぱり分からないふりをしていたら諦めて去って行きました。
どれだけフランクににこやかな笑顔で話しかけられても、「NO」とはっきり断りましょう。
市当局でも、複数の言語で注意喚起を書いたパンフレットを無料配布しています。犯罪が増えたため、自転車に乗った私服警官が見回りをしているそうですよ。
パリの犯罪にはエッフェル塔付近での指輪やミサンガを売りつけるケースがある
エッフェル塔付近で観光を楽しんでいると・・・
目の前で何かを拾い、「この金の指輪、君のじゃない?」と話しかけられます。
「違います」と言っても「○○円で売ってあげるよ、本物だよ?」と言って無理やり指にはめられるという詐欺です。
指にはめたら「もう君のものなんだから」と言って支払いを強要してきます。ミサンガも同じく、売り子が「幸運のミサンガだよ、試しにつけてみて」と言い、つけたら同様の手口で要求してきます。
これも実際遭いましたが、断っても何度もしつこいので「NO!」と怒鳴ったらやっと去って行きました。しかし離れたところではミサンガを買わされているカップルがいて、残念でした。
かなり気を強く持って断ることが大事です。
パリの犯罪には「赤ちゃんを連れた物乞い女性」がやってくるケースがある
赤ちゃんを抱いて「恵んでください」と近寄ってくる女性がいます。
一見かわいそうに見えるのですが、よくよく見ると綺麗な身なりをしており、とてもお金に困っているようには見えません。現地の人も無視しているので、自分のところに来ても無視するかはっきり断りましょう。
ここでもやんわり断ると、つけこんでぐいぐい迫ってきますので、あまりにもしつこい場合は大きい声で対応しましょう。
パリの犯罪 まとめ
被害に遭わないためには、旅行者の雰囲気をできるだけ隠すことです。
ガイドブックを手に持っているとすぐ目をつけられるので、できるだけ地図を広げないようにしましょう。今はスマホでも地図が見れるので便利ですが、現地の人でもスマホを奪われる事件が多発しています。
そこで私は、地図をコピーしてノートに貼って持ち歩いていました。観光地ごとにコピーして貼っておき、路線などの情報を書いておけば簡単に確認できます。見ながら歩かず、歩道の隅で頭に入れてから行動するとなお良いです。
身の危険を感じたり、あまりにしつこい場合は大声で日本語で反論するのも手です。向こうは何を言っているかわからず、気迫も感じるので結構退散率が上がりますよ。