5月5日は子どもの日。
毎年、鯉のぼりが鮮やかに空を舞い
お家には鎧兜を飾ったりする家もありますね。
![tango003](https://japan-year.info/wp-content/uploads/2015/02/tango003-300x202.jpg)
みなさまのところでは、どのようにお祝いされていましたか?
うちは、兄が2人いたため、大きな兜があり
それが家の中にドドーン!と置かれていたため
トイレに行くたびにドキドキしていました。
(兜が今にも動き出しそうで・・・)
さて、本日は 【子どもの日】 といえば
当然のように現れている
● 鯉のぼり の由来 や
● ちまき の由来
● 柏餅 の由来 を
全部まとめてお送りしたいと思います!
子どもの日と端午の節句の違いとは?
5月5日といえば、【子どもの日】
これは、現代社会において、通説になっていますよね。
でも、この日が 【子どもの日】として認定されたのは
1948年で(とっても最近!)
“こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに
母に感謝する日” としてに定められた国民の祝日のひとつです。
この元になっているのは 【端午の節句(たんごのせっく)】で
【菖蒲(しょうぶ)の節句】 とも言われています。
![syoubu3](https://japan-year.info/wp-content/uploads/2015/02/syoubu3.jpg)
強い香気で厄を祓う、菖蒲やよもぎを軒(のき)につるし、
また菖蒲湯に入ることで無病息災を願いました。
また、「菖蒲」を「尚武〔しょうぶ〕」という言葉にかけて、
勇ましい飾りをして男の子の誕生と成長を祝う「尚武(しょうぶ)の節句」でもあります。
【端午の節句】は奈良時代から続く古い行事です。
もとは 月の端〔はじめ〕の午〔うま〕の日 という意味で、
5月に限ったものではありませんでした。
しかし、午〔ご〕と五〔ご〕の音が同じなので、
毎月5日を指すようになり、やがて5月5日のことになったとも伝えられます。
江戸以降は男子の節句とされ、
身を守る「鎧」や「兜」を飾り、
「こいのぼり(※)」を立てて男子の成長や立身出世を願ってお祝いをします。
なぜ、「鯉のぼり」かと言えば
登竜という激流(登竜門)を鯉が登ったという中国の伝説を受け、
鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されているからです。
![koinobori01](https://japan-year.info/wp-content/uploads/2015/02/koinobori01-300x300.png)
ちまきは?柏餅は?なんで食べるの?
初節句(男の子が生まれて初めての節句)にはちまきを、
2年目からは新しい芽がでるまで古い葉を落とさない事から
「家督が途絶えない」縁起物として「柏餅」を食べます。
この「ちまき」の由来は・・・
今からおよそ2300年前の中国のお話しになります。
屈原(くつげん)という詩人がいました。
屈原は国王の側近として仕え、
その正義感と国を思う強さで人々から大変慕われていましたが、
陰謀によって失脚し、国を追われてしまいます。
その時の思いを綴った「離騒(りそう)」という長編叙事詩が
中国文学の名作となりますが、国の行く末に失望した屈源は、
汨羅(べきら)という川に身を投げてしまったそうです。
その日が5月5日です。
国民は屈原の死を悲しみ、川に沈んだ屈源が魚に食べられてしまわないよう、
小船の上から太鼓を叩いて魚をおどしたり、
供物を投げ入れて弔いをしていましたが、
せっかく川に捧げた供物も、屈原のもとに届く前に悪い龍に盗まれてしまいます。
そこで、龍が苦手にしている楝樹(れんじゅ)※の葉でもち米を包み、
邪気を払う五色(赤・青・黄・白・黒)の糸で縛ってから川へ流すようにしたところ、
無事に屈原のもとへ届くようになったそうです。
(※楝樹(れんじゅ)、茅(ちがや)、笹などの説があります。)
これが粽(ちまき)の始まりとなって、
中国では5月5日に粽を作って災いを除ける風習ができ、
端午の節句となって粽(ちまき)とともに日本に伝来したのです。
また、粽に結んだ赤・青・黄・白・黒の五色の糸は、
子供が無事に育つようにとの魔よけの意味を込め、
鯉のぼりの吹流しの色に反映されています。
![kasiwamoti01](https://japan-year.info/wp-content/uploads/2015/02/kasiwamoti01-300x197.png)
柏餅の柏は昔から神聖な木とされ、
柏の木に神が宿っていることから
「拍手を打つ」と言う言葉がうまれました。
また、新芽が出ないと古い葉が落ちないため
「子供が生まれるまでは親は死なない」、
すなわち「家系が途絶えない」という子孫繁栄の意味が込められています。
意味を知った上でお祝いしよう☆
一気に説明してしまいましたが、ついてこれましたでしょうか?
鎧兜、鯉のぼり、ちまき、柏餅・・・すべてのものに
由来があるのですね。
今年の【子どもの日】は、いつもより深く意味を理解しながら
味わい深く子どもの成長を祝えるといいですね☆
【子どもの日】のお供に
一口サイズの柏餅はいかがですか??笑
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なお、【厳選柏餅セット】の紹介ページ もあります☆