「成田山新勝寺」と「玉嶹山總願寺」と合わせて、関東三大不動のひとつ「高幡不動尊金剛寺」では、毎年6月初旬から7月初旬にかけて「あじさいまつり」が開催されます。
境内だけでも約4,000坪、そして隣接する山林なども合わせると、なんと3万坪もの広大な敷地。この敷地内に約200種類、7,500株ものあじさいが咲き誇ります。
あじさいの美しさを楽しみに来る人はもちろんのこと、幕末に活躍した新選組の「土方歳三」が日野市出身だったこともあり、菩提寺としても有名なため、土方歳三ファンも多く訪れるそうですよ。
【高幡不動尊金剛寺】あじさいまつり 2015年
東京都日野市にある【高幡不動尊金剛寺】では、多くの仏像や工芸品、新選組関連の資料など、重要文化財が所蔵されています。そんな由緒正しい場所でのあじさいまつりの詳細を確認しましょう。
【高幡不動尊金剛寺】あじさいまつり
【開催日時】
2015年6月1日(月)~7月7日(火)
9:00~17:00
【開催場所】
高幡不動尊金剛寺(東京都日野市高幡733)
【料金】入園無料
(拝観料)奥殿300円 / 大日堂200円
(9:00~16:00)
【問合せ】
TEL:042-591-0032
このおまつり期間中は、「あじさい市・植木市」や「写真コンクール」「フリーマーケット」「俳句大会」などなど、さまざまなイベントが開催されます。(イベント詳細はコチラ)。
例年6月初旬~中旬はヤマアジサイ、6月中旬~7月初旬にはガクアジサイが見ごろを迎えます。ちょうどよい時期に当たると嬉しいですね。
【高幡不動尊金剛寺】の文化財
【高幡不動尊金剛寺】は、所蔵している文化財の多さでも有名です。約2万点もの貴重な文化財や、寺宝を時代を越えて伝えています。
仁王門
仁王門は、室町時代から伝わるもので、国の重要文化財に指定されています。戦後、昭和33年に改修されました。重層銅板葺造り、寄木造りの立派な金剛力士像が左右で一対となって安置されています。二体の大きさ、表情など、その迫力はそれはそれは見事です。
丈六不動三尊
「丈六不動三尊」も、国の重要文化財に指定されています。総重量1100Kgを超える巨像で、その重さ・大きさは日本一と伝えられています。でも実は「丈六不動三尊」は2体あるのです。
どういうことかというと、平成12~14年の間、もともとの「丈六不動三尊」は1000年ぶりの修復作業によって不在となりました。そのため、北宗像の手によって、平安後期の様式を忠実に再現した身代わりの本尊として、新たに「新丈六不動三尊」を創ったのです。
結果として、現在は、もともとあった「丈六不動三尊」は奥殿に、新しく創られた「新丈六不動三尊」は「不動堂」に安置されています。
奥殿・・・もともとの「丈六不動三尊」
不動堂・・・新しい「新丈六不動三尊」
「大日堂」の大日如来像
【高幡不動尊金剛寺】境内の奥まったところに、「大日堂」があります。この「大日堂」は高幡山の総本山であり、中には平安時代に創られた「大日如来像」が安置されており、この「大日如来蔵」は、市の指定文化財となっています。
中には、幕末に活躍した新選組の「土方歳三」の位牌も納められているため、土方歳三ファンにとっても大切な場となっています。
【高幡不動尊金剛寺】の開花状況
多くの文化財があるといっても、今回の目的は「あじさい」。せっかくですので、事前に開花状況を確認してから、足を運ぶのがよいでしょう。
こちらの公式ホームページで、開花状況をお知らせしてくれています。
【高幡不動尊金剛寺】へのアクセス
【所在地】東京都日野市高幡733
自動車で行く場合
中央高速【国立府中インター】から日野バイパス経由 約10分。
中央高速【国立府中インター】から国道16号経由 約20分。
駐車場あり(200台)
電車で行く場合
京王線【高幡不動駅】下車 徒歩3分
多摩都市モノレール線【高幡不動駅】下車 徒歩5分
東京都日野市【高幡不動尊金剛寺】まとめ
美しいあじさいとともに、多くの文化財を見ることができる【高幡不動尊金剛寺】。
中では「五重塔」や、「山内八十八ヶ所巡りのコース」など、あじさいとともに撮影するのにベストなスポットなどもあります。
是非、美しいあじさいと、日本文化が融合した景色を写真におさめてきてはいかがでしょうか。よい時間が過ごせますように。
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