茨城県下妻市にある【大宝八幡宮】は、関東のパワースポットともいわれていて、毎年初詣には約20万人もの人が参拝に訪れることで有名です。
本殿は重要文化財に指定されているんですよ。
もともとは、大宝城の土塁保全のために植えられたあじさい。現在では、300種4000株ものあじさいが咲き誇っています。すごい種類の豊富さですよね。
その多くのあじさいが咲いている【あじさい神苑】は、大宝八幡宮本殿の裏手の方にあり、例年見頃を迎える6月下旬~7月上旬にかけては多くのお客さんでにぎわっています。
【大宝八幡宮 あじさい神苑】あじさい祭り
毎年6月下旬~7月上旬にあじさいが見ごろを迎えます。そして、6月の最終土曜日(雨天の場合は、翌日曜日)には、あじさい祭りが行われます。
2015年の開催日は・・・
拝観料や鑑賞料などは、いずれも無料です。
荘厳なたたずまいの中、一面に広がるあじさいを眺めるのは、なんともいえず幸せな気持ちになりますね。
めずらしい色や形のものもたくさんありますので、ぜひ初めて見るあじさいとのご対面なども楽しんでいただけるといいですね。
【大宝八幡宮】あじさい祭りの見どころ
【大宝八幡宮】は、大宝元年(701年)に建立されたことからその名が付いたと言われています。大宝元年といえば、時代はまだ平安時代。その時代から続いている、由緒ある神社です。
「武運の神」として信仰されている「八幡さま」が祀られているので、必勝祈願や合格祈願、宝くじ当選祈願に訪れる参拝客が多いそうです。
その昔には、平将門(たいらのまさかど)も、なんども参拝したと言われています。それだけでも、なにかよいことが起こりそうな神社に思えますね。
さて、その神社で行われる「あじさい祭り」ですが、特にどんなところに注目するといいのでしょうか。
流鏑馬(やぶさめ)
「流鏑馬(やぶさめ)」という言葉をご存知ですか?
走っている馬の上から、的に向かって鏑矢(かぶらや)を射る、日本の伝統的な術のことです。多くはなにかの儀式の際に行われたりします。
ここで行われる流鏑馬は、あじさい祭と合わせて行われる神事です。
拝殿前で、祝詞(のりと)奏上の後に、馬場を設けて会場にします。
日本各地で神事としての流鏑馬は行われるものの、その多くは的の前で馬が止まり、「止まった状態で矢を射る」ということが多いのですが、【大宝八幡宮】で行われる流鏑馬は、まさに真剣勝負そのもの。
馬は止まることなく、全力で走り抜ける状態の中で矢を射ます。さらに、それを近距離から見ることができます。その様子は非常に迫力があり、他では味わえない気迫と勢いを感じることと思います。
ぜひ、上手に場所を移動をしながら、さまざまな角度からこの流鏑馬神事をお楽しみください。
野点
期間中、【あじさい神苑】では、お抹茶と和菓子のふるまいがあるそうです。
販売ではなく、あくまでも「ふるまい」。無料で提供していただけるそうです。とても嬉しい心づかいですね。感謝の心をもっていただきましょう。
草花の無料抽選会
現地では、草花の無料抽選会が行われます。あじさいだけではなく、その他の草花もあるようです。
抽選会は、賞品がなくなり次第終了し、はずれはないとのこと。多くの方が集まりますので、ご希望の方は早めにおとずれるといいですね。
【大宝八幡宮 あじさい神苑】へのアクセス
【所在地】茨城県下妻市大宝667
自動車で行く場合
常磐自動車道【谷和原インター】より約40分
電車で行く場合
関東鉄道常総線【大宝駅】より徒歩3分
【大宝八幡宮 あじさい神苑】まとめ
あじさいの鑑賞とともに、歴史的な行事も一緒に楽しめる「大宝八幡宮」のあじさい祭り。
特に間近で見る「流鏑馬神事」は、その迫力から一度見るとハマッてしまう方もいるとか。
あじさい祭りの当日は、最寄駅である関東鉄道【大宝駅】から、あじさいと流鏑馬鑑賞がコースに入った「駅からウォーク(参加費無料)」も開催されますので、全部をバランスよく楽しみたい方は、このウォークに参加するのも面白いかも知れませんね。
自然の美しさと、歴史的な日本の文化の美しさ、どちらも楽しんできていただければと思います。
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