高血圧(こうけつあつ、Hypertension)とは、
血圧が正常範囲を超えて高く維持されている状態です。
本来、年齢が高い人たちは、ある程度「高血圧」の方がいいのですが
(脳まできちんと血液がまわるように)
あまりに高過ぎるのも考えものです。
高血圧は、自覚症状は何もないことが多いため、
本人が意識していないうちに、虚血性心疾患、
脳卒中、腎不全などの発症原因となるので
気を付けたいものです。
なので、今回は、「これを飲めば治るよ!」というのではなく
「高血圧予防」のために、日常で飲む「お茶」を変える。
そのための情報をまとめてみようと思います。
緑茶がもつ効能
悪玉コレステロール値を下げる
日本人なら、普段からよく飲んでいる「緑茶」
がん予防にも効果的なお茶と言われていますね。
この緑茶、高血圧に対しては、なにが効果的かといいますと
「血中の悪玉コレステロール値」を下げてくれるのです!
コレステロールは、細胞膜やホルモンの成分であり、
身体にとってなくてはならないものです。しかし、血液中のコレステロール値が正常より高い状態が続くと、
最悪の場合、動脈硬化につながり、その結果、
心筋梗塞・脳梗塞を引き起こす可能性もあります。したがって、動脈硬化などの生活習慣病の予防には、
血中コレステロール値を正常に保つことが重要なのです。「緑茶を多く飲む人ほど血中コレステロール値が低い」という調査結果は、
広く知られるようになってきました。これは、緑茶に含まれるカテキンが、
食事中のコレステロールの吸収を抑えるためだと考えられています。また、血中コレステロールが高めの人が、食事(朝・昼・夕)とともに
約200mgのカテキン(通常の緑茶の約3倍程度)を含む飲料を1日3回摂取すると、
摂取2ヵ月後から徐々に血中コレステロールが低下してきます。しかもこの場合、悪玉といわれる「LDLコレステロール」だけが低下し、
善玉といわれる「HDLコレステロール」には影響しないという、優れた特性をもっています。
ですので、日常的に飲用していると
とても自然に、血液中の悪玉コレステロールを
やっつけてくれるということです!
「ただ、飲んでいるだけで」ですよ!!!
少しでも「予防したい」という思いがあるのなら
今日からでも、生活に取り入れていただきたいものです。
ペットボトルのお茶は危険!
これはもう、世間で言われ過ぎているほどですが
ペットボトルのお茶 はやめてください!!!
なぜかと言うと、ペットボトルのお茶には、
もうなにが入っているのかさっぱりわからないからです。
防腐剤・食品添加物はもちろんのこと
もう自分たちでは想像もつかないような加工が
次から次へと・・・。
これでは「高血圧予防」どころか
そもそもの健康を害し、わざわざ病気になりにいくようなものです。
自分の身は、自分で守らないといけませんからね。
避けられる危険は、意識的に避けてください。
お茶は急須でいれるもの
さて、
気を取り直して、「急須で緑茶をいれる」ということなのですが
ティーパックでいれたりするよりも、さらによい点があるのです。
それは・・・
急須でいれる緑茶には、自然に茶殻が入るので、
お茶の油溶性部分の栄養と食物繊維が摂れます。
お茶は、お茶として飲んでいるだけでは
栄養分の70%を捨てているといわれています。
それだけ、茶殻に栄養分が残っているってことですね。
ティバックでいれると、楽で早くて片付けもラクなのですが、
バックの、ろ過紙が茶殻を遮断してしまうので、勿体ない飲み方なのです。
緑茶に含まれる「水溶性成分」が
(お茶として入れるだけで、自然に摂取できるもの)
- カテキン
- カフェイン
- ビタミンC
- テアニン(アミノ酸)
↑ ↑
こちらの栄養成分に関しては、ティーバッグでも
摂取できます。お水に溶けだす成分ですから。
ですが、急須でいれると、水溶性で溶けきらなかった成分も
葉っぱ片として入ってくるので、茶殻に残った
下記の成分(油溶性成分)もまとめて摂取できてしまうのです!
茶殻に残った油溶性成分とは
- ビタミンA
- ビタミンE
- 食物繊維
- 葉緑素
です。
ビタミンA・ビタミンE は
高血圧症から起こる動脈硬化を防いでくれる栄養素です。
さらに、茶殻は食物繊維の宝庫です。
たくさんとると、デトックス効果が高くなりますね。
なので、もしも可能であれば、残った茶殻も
食事として摂取していただくと、なおさら効果的です!
そして、葉緑素は別名クロロフィルと呼ばれており
こちらも「デトックス効果」が高いとされています。
デトックスが上手くいくと、血液の流れが良くなり
栄養と酸素が十分身体中の細胞に行き渡るようになります。
そして、代謝サイクルが正常に戻ると、血管と血液の細胞も活性化し、
血管内に詰まっていた血栓が除去され、高血圧になりにくい体質になります。
対処療法ではなく、根本的な生活改善を
生活習慣を変えることで根治しよう
今回は、緑茶の効能についてまとめてみました。
そして、、日常的に飲用することで効果が望めることもわかりました。
ですが、やはり、高血圧=生活習慣病。
日常的に、塩分を控え、適度な運動もし、油分の摂取を抑え・・・。
日常的に改善される方法を見つけ、実践していきましょう。