料理に使うお酒。日本酒を使うの?料理酒を使うの?
お料理のレシピを調べていると
「材料」の欄にのっている「酒」。
これって、どのお酒のことを指しているのでしょうか?
普通に日本酒を使ったらいいのか、
それとも料理酒を使ったらいいのか・・・。
でも、料理酒はなんか味がついているという話を
聞いたこともあるんだけれど、何が違うんだろう??
そんな、誰もが一度は通る疑問を解決すべく
本日は
● 日本酒 と 料理酒 の違い
について調べてみました!
日本酒と料理酒の違いとは?
よく、お父さんたちが飲んでいるのは、日本酒。笑
でも、よく見てみると、料理酒を飲んでいる人はいない。
どうしてだろう?何が違うんだろう?
日本酒と料理酒の違い
ということで、早速、結論を言いますと
料理酒には、食塩・食酢・旨み成分 などが加えられています。
料理酒とは、日本酒に「不可飲処置」を施されたものです。
「不可飲処置」とは、
言葉とおり
「そのまま飲むことはできないよ」「飲み物じゃないよ」
という意図をもつ処置のことになります。
なので、普通のお酒に手を加え
「調味料的な味」がついてしまっています。
なので、そのまま飲んでも美味しくないことが多いです。
なぜそんなことをするの??
日本酒が料理酒になることで、一体なにが起こるのでしょうか?
私たちの視点からすると、日本酒が料理酒になることで
以下の特典がついてきます!
- 酒税がかからないので、日本酒よりも安く買える
- 酒屋さん以外でも販売できることになるので近くで買えるようになる
日本酒であれば、それはお酒なので、当然酒税がかかってきます。
そして
お酒は、販売するのに許可が必要となるため
「酒類販売免許」というのが必要となります。
なので、販売できるお店が限られてしまうのですね
ところが、それが「料理酒」になれば、
それはもうお酒ではないので、どこのお店でも
気軽に販売できるようになるということです。
なぜ、このようなことが起こったかというと、
かつては、新規の酒類販売免許の取得が厳しく制限されていたため
酒造メーカーが、よりお酒の販路を広げるために
考えた方法だと言われています。
最近では、規制緩和され、スーパーやコンビニでも
お酒の販売ができるようになったので、あまりピンと
こないかも知れませんね。笑
日本酒と料理酒どちらを使ったらいいの?
結論から言うと、料理酒ではなく
日本酒を使った方がいいと思います。
というのは、料理酒には
食塩・食酢・旨み成分などなど、
さまざまなものが添加されているため
使い方によっては、塩分の取り過ぎになってしまったり
不要な調味料をとることになってしまうので
もしも料理酒を使われるようでしたら
塩などの調味料は、レシピに記載されている量よりも
少なくした方が体にいいかも知れませんね(*^_^*)
安い日本酒で十分☆
料理に使う「日本酒の種類」ですが
「美味しい料理にしよう!」といって
無理に高いものを使用する必要はありません。
というのも、吟醸酒などの高級な日本酒は
その旨みを保つために、余計な雑味を取り除きます。
そのために、米の表面を削ってから加工するんですね。
この表面の部分には
胚芽やミネラルなどが豊富に含まれていて、栄養満点!
うまみ成分も含まれているようです。
なので、この部分も含めて加工をする「安めの日本酒」だと
さらに、料理にコクも加えてくれますよ☆
ですので、料理をされる際には
料理酒ではなく、安めの日本酒を使用されることを
私はおススメします☆
上手に使って、おいしい料理を
本日の記事はいかがでしたか?
恐らく、日本酒でも料理酒でも、
どちらでもおいしい料理を作ることは可能です。
両方の特徴を抑えた上で、
いろんなものを使い分けていくのもいいかも知れませんね☆
みなさま、美味しいクッキングライフを♪