年末になると、お歳暮を送ったり、届いたりしますね。
お歳暮は、基本的に12月20日までには届くようにと言われていますが、時にそれを越えて届くときもあります。
もしも、いただいたお歳暮が年末ギリギリに届いて、こちらからの返送が年内には間に合いそうにない場合は、一体いつお返しすればよのでしょうか?そして、その時は表書きになんと書いたらよいのでしょうか?
今日は、年末ぎりぎりに届いたお歳暮に対するお返しについて書いていきたいと思います。
お歳暮が年末ぎりぎりに届いた時はどうする?
お歳暮が、年の瀬も差し迫った、年末ぎりぎりに届いたら、あなたはどうしますか?必死に年内に返そうとするでしょうか?それとも、そもそも返すことをやめておくでしょうか?
お歳暮が年末ぎりぎりに届いたら、焦らず年明けに返す
お歳暮というのは、基本的には12月20日ごろまでに届くよう手配するのが一般的です。ですが、人気の商品であれば、品切れになってしまったり、配送の関係でちょっと遅くなってしまうこともありますよね。
そして、お歳暮は「日ごろの感謝を込めて贈るもの」なので、お返しをしなければならないという性質のものではありません。ですが、やはり頂きものをしたら、お返しをしたくなるのは、人としての性ですね。
そんなときは、「お歳暮」として年末にお返しすることは諦めて、年明けに「御年賀」としてお返しをしましょう。
なお、「御年賀」として贈る際にも、地方によってある程度の期限があり、関東地方の場合は1月7日まで、関西地方は1月15日までが一般的な期日だそうです。
<御年賀として贈る期日>
- 関東地方 1月7日まで
- 関西地方 1月15日まで
お歳暮が年末ぎりぎりに届いた時は年明けにお返しを。表書きは?
年末ぎりぎりに届いたお歳暮は、年明けにお返しをすることはわかりました。ですが、上記の期日に間に合わなかった場合は、どのような表書きにしたらよいのでしょうか?
「御年賀」の時期を越えてしまったら「寒中見舞い」に
一般的に1月1日から松の内期間(お正月の松飾:門松を飾っておく期間のことを言います)までは、のしをつける場合「御年賀」と言いますが、それ以降になると「寒中見舞い」へと変わります。
なお「寒中見舞い」はいつまで有効かというと、「寒(かん)」と言われる期間が、二十四節気の小寒の日から立春の前日(節分)までの約30日間なので、節分の前までであれば「寒中見舞い」でよいでしょう。
<送る時期と表書き>
関東地方
1月7日まで・・・御年賀
1月8日~2月3日・・・寒中見舞い
関西地方
1月15日まで・・・御年賀
1月16日~2月3日・・・寒中見舞い
お歳暮が年末ぎりぎりに届いた時は年明けにお返しを。どんなものがいい?
さて、お歳暮のお返しが年明けになってしまう場合、どのようなものを贈るのがよいのでしょうか?
送り先の方の好みを尊重すること
人気の商品などはもちろんありますが、まずは相手の方の好みを考えることです。
たとえば、「御年賀」の時期に間に合いそうな場合は、相手先の方の家にも、お正月で家族が帰省しているかも知れませんよね。
そんな時は、家族みんなで食べられるような、明太子、数の子、お魚、お肉など、お正月の料理として、大人数でもみんなが楽しめるものを選んであげるといいですね。お正月の料理がいつもより豪華になります。
もしくは、みんなで飲んで楽しめるようなビール、日本酒などのお酒類もいいですね。
「御年賀」を越え、「寒中見舞い」の時期になっていると、相手の方も既に日常生活が始まってしまっているので、生鮮食品などは、あまり減らないかも知れません。そんな時は、日持ちをするお菓子類などがよいかも知れませんね。
このように、贈る時期によって、相手先の状況も変わってくると思いますので、その時その時にベストなものを選択できるようアンテナを張っておくとよいでしょう。
そして、遅くなってしまったことをお詫びする手紙も忘れずにつけてくださいね。
まとめ
年末ぎりぎりにきたお歳暮に対しても、表書きを変えるだけで立派な贈りものへと変わることがわかりました。
むしろ、年明けだからこそのものを選ぶことで、逆に喜んでもらえるかも知れませんよね。
せっかくですから、上手に商品を選んで、相手の方を喜ばせたいものですね。