自分が親になって、初めての七五三を迎えるとき、一体どのようにしたらいいかわからないことって多いですよね。
三歳になる娘の七五三参りの後、義父母や両親を呼んで食事会をしようという計画をしています。
そんなとき、一体どういう場所でやればいいのか、またその相場はいくらぐらいなのか?支払いは誰がするのかなど、色々分からないことがあるので、七五三の後のお祝いの会について調べてみました。
七五三のお祝いで食事会をするときの相場はいくら?
七五三を祝う食事会の相場は、いつやるのかにもよって変わってきます。お昼にするなら簡単で軽めのものでもいいと思いますが、夜となれば、会席料理などちょっとかしこまった場所で行われることが多いようです。
一般的な相場は、お昼であれば、3,000円~、夜でしたら5,000円~10,000円くらいのようですね。
また食事をする場所にもよると思います。本格的に行うときは、ファミリーレストランなどではなく、ホテル内の日本料理店などが一般的だと思います。義父母やご両親が一緒の場合には、日本料理がおもてなしとしては最適ではないでしょうか。
ある方がされた例によりますと、ホテルの「七五三プラン」で、大人10,000円、子供3,000円で会席料理をいただき、その後、家族の記念写真も撮影してもらったという事です。ホテルに限らず、他のお店でも「七五三プラン」を行っているところがあると思いますので、写真撮影も希望する際には前もってチェックしてみるといいでしょう。
七五三の食事会は誰が支払うのか、という事で悩まれる方もいらっしゃると思いますが、基本的にはご夫妻のご両親が支払うことが多いようです。但し、これは家庭や地域によって異なります。
お祝いの食事会を主催したのはだれか、という点も加味する必要があります。自分たちで決めて、「ぜひ出席してください」と両親を誘ったのなら、支払うのはお子様のご両親という事になります。
七五三のお祝いの食事会に来て下さった方々にも手土産を用意しましょう。この場合も地域によって異なりますが、お赤飯や千歳飴、紅白饅頭などを手土産にしているようです。カタログギフトにされても良いでしょう。
どちらにしても、のしは内祝いとします。金額は、3,000円~5,000円くらいが一般的です。
七五三のお祝いの食事会を家族だけでするときは?
最近では、七五三を家族だけで祝うご家庭も増えています。節約のご時世ですから、お店を予約したり、内祝いのお返しをしたりしなくても、お子さんたちの成長を祝うことはできます。
ここからは、親子だけで七五三をお祝いした方の声をご紹介したいと思います。
お参りを済ませた後、子供が大好きな回転寿司に行きました。
お店の中には私たちと同じ考えの人が大勢いました。
親子水入らずで七五三のお祝いができて本当に良かったと思います。
お店は子供が喜びそうなところを予約してゆきました。
小さい蒸気機関車がお料理を運んできてくれるので、子供は大喜びでした。
和やかで楽しい食事会ができました。
娘なので3歳と7歳の時2回お祝いしました。3歳の時は祖父母も招いて盛大に行いましたが、娘の着物のことや、両家の思惑がからんで大変でした。
7歳の時は親子だけでお参り御祈祷をしていただき、娘がカニ好きなのでカニ料理のレストランで昼食を食べました。
両親とは記念写真を撮りました。それが子供の心の中に思い出として残ればそれでいいと思います。無理に気の合わない人たちとお祝いしてもいい思い出にはなりません。
我が家は別に両方の両親とも不仲ではありませんが、特別なことをしなくても、成長を祝い、今後の健康を御祈祷してもらえばそれでいいと思い、双方に電話で断ってから親子三人でお祝いしました。
神社で御祈祷して、家に帰ってケーキを美味しくいただきました。
このように見てくると、「七五三はだれのため?」というのがキーワードのような気がします。親を呼んで、親の為に会席料理を食べる?これで子供が喜ぶでしょうか?
七五三は子供が主役です。面倒なことに気を遣わないで、子供のためだけを思ってお祝いをすれば、答えは自ずと導き出されることでしょう。
七五三のお祝いの食事会に親戚や祖父母を招待するときは?
家族だけで七五三をお祝いするときは、家で普段食べている夕食に「いつもとちょっと違う贅沢品」をプラスする感じでもいいと思います。もし外食するなら、ファミレスから高級レストラン、または子供が好きなものを食べに行くご家庭が多いと思います。外食しなくても、ケーキを買ったり、お赤飯をお家で炊いたりして、特別感を出せば、十分に七五三のお祝いができます。
では、祖父母・親戚の方・友人など、家族以外の方がお見えになった時の食事会はどうしたらいいでしょう?ファミレスも「個室がある」ならばOKです。「御祝いをいただいた方へのお返し」という考え方をすると、一般的には和食屋(割烹料理店など)やホテルの個室を予約しておいた方がいいでしょう。
前段でもご紹介しましたが、七五三の時期になると、ホテルには七五三プランを行うところがあります。ホテルで検索して検討するのも、失敗が少なくていいでしょう。
ご家族以外の方を招待した場合は、お祝いの食事会の後にお返しを用意した方が良いです。食事会がお返しだ、などと思わないで、しきたりに沿ったものを用意しましょう。
一般的には、お赤飯(男の子は黒豆ごはん)と和菓子、或いは紅白まんじゅうをお返しすることが多いようです。
親族以外の、友人や同僚という間柄の方がいらした場合は、ハンカチや人気ブランドの洋菓子の詰め合わせが人気です。
まとめ
しきたりにこだわると、家庭の経済が大変です。お祝い来てくださる方に対しては、失礼のないようにおもてなしをしなければいけませんが、そうなると親は子供にではなくそちらに気を遣うことが多くなってしまいます。
七五三は子供の成長を祝う行事だという事だけは、くれぐれも忘れないで、子供が喜ぶお祝いをしてあげましょう。