スタッドレスタイヤにはきかえる季節が近づいてきましたね。
初めて購入する方は、スタッドレスタイヤの購入にあたり、ホイールをどうするか迷ったりしていませんか?
果たして、タイヤにはホイールがついていた方がいいか、それともタイヤだけでいいのか?どっちがお得なのでしょうか?そして、どっちが安全なのでしょうか?
今日はスタッドレスタイヤとホイールについて考えてみたいと思います。
スタッドレスタイヤの購入はホイール付とタイヤのみ、どっちがいい?
自動車のタイヤには、ゴムの部分と、真ん中の金属の部分がありますね。この金属の部分をホイールといいます。
このホイールは、もともと純製品としてついているタイプのものと、ちょっとオシャレにするために、自分でデザインなどを選ぶことができるものがあります。
さて、スタッドレスタイヤを購入するときは、ホイールは夏用タイヤと同じものを使用し、タイヤだけ交換するのと、両方セットで交換してしまうのと、どちらがいいのでしょうか?
結論としては、タイヤとホイールはセットで購入した方がいいです。
なので、1台の車に対して
- スタッドレスのタイヤ1セットにホイール1セット
- 夏タイヤ1セットにホイール1セット
というのが、理想的な状態ですね。
では、なぜタイヤとホイールはセットの方がいいのでしょうか?
スタッドレスタイヤの購入はホイール付で
車のタイヤといえば、ゴムの部分と金属の部分が一緒になった、この姿がもっとも一般的ですよね。
ホイールも、ゴムの部分も、高速で道路を走るのに耐えうるほどのものなので、かなり固くて丈夫です。なので、あまり引っ張ったり、力をかけるのは好ましくありません。
このホイールの部分から、ゴム部分を取り外そうと思うと、かなりの負荷がかかってくることになります。結果として、ホイールとタイヤをつけたりはずしたりする作業によって、タイヤもホイールも傷めてしまう可能性があります。
なので、基本的にタイヤとホイールははずさないで、常にホイール付きの状態をキープしていた方がよいです。
これは、保存・管理するときも含め、その方がよいのです。
スタッドレスタイヤの購入はホイール付で。保存・管理にもその方がいい
スタッドレスタイヤは季節のものなので、冬場は車に設置しますが、夏場は倉庫などに入れておきますよね。逆に、夏タイヤも季節は逆ですが、同様の管理をしますね。
このとき、もしもホイールがなかったとしたならば、タイヤの中に雨水がたまったり、ホコリがたまったり、小石などが入ったりする可能性がありますよね。さらに、タイヤはゴムなので、変形する可能性もあります。
そうすると、目に見えて大きな変化はなかったとしても、結果的に、確実にタイヤの寿命は縮んでしまいます。なので、保存をする上でもホイール付の方がよいのです。(もちろん、重くなってしまうなどのデメリットもありますが)
結果として、ホイール付だと
- ホイールとタイヤを組み替える必要がない
- 中に水やゴミが溜まるのを避け、無駄にタイヤを傷めない
- タイヤを安定した状態で保存できる
ということで、タイヤの寿命が延びる可能性が高くなります。
なお、価格に関しても、ホイール付の方が安くなります。
というのは、タイヤとホイールをつけるたびに、「ホイールバランス」というのをとらなければならず、夏用・冬用それぞれのタイヤとホイールを付け替えていると、その分の工賃も発生します。
たとえば、
「夏用タイヤ → 冬用タイヤ」に交換すると、まず「ホイール交換料」というのが発生します。そして、その後「ホイールバランス調整料」というのもかかってきます。
この、「ホイール交換料」と「ホイールバランス調整料」というのは、それぞれ約1000円ずつかかってきますので、タイヤ1本につき、およそ2000円かかります。タイヤは全部で4本あるので「2000円✕4本=8000円」かかる計算になりますね。
(価格はコチラを参考にさせていただきました)
これが、「夏用タイヤ→冬用タイヤ」に換わるときと「冬用タイヤ→夏用タイヤ」に換える時のそれぞれにかかってくるので、ホイール付のタイヤの交換と比べると、年間で約16,000円ほどの差額が出て来ますね。
なので、たとえ初めに、ホイールなしでタイヤだけを安く購入したとしても、長い目で見たときには、決しておトクとはいえない状況がやってくると思いますので、初めからホイール付を購入されることをおすすめします。
まとめ
物を購入するとき、私たちはついつい、目の前の価格だけに踊らされてしまうことってありますよね。でも、ものの価格はその瞬間だけでなく、その先も見通して考えなければなりません。
スタッドレスタイヤの購入に関しては、「今」ひとときのみでなく、長い目で見た上で、ホイール付の方がよいでしょう。自分の命や人の命を預けるものですから、よい状態を長くキープして、安全に乗れるようにしていきましょう。