最近は一人暮らしのお年寄りが増えています。これから暖房をする時期を迎えますが、お年寄りが火の不始末で命を落とすなどの悲惨な火事が後を絶ちません。
できることなら、火気がなく、安心な暖房器具を使用してほしいですよね。そこで、今回はクリーンで安全なパネルヒーターについて調べました。
最近耳にすることが増えてきた、「パネルヒーター」とは一体どんなものなのでしょうか?
パネルヒーターとはいったいどんなもの?
パネルヒーターとはパネル型の広い面積を持った暖房器具の事です。輻射熱(ふくしゃねつ)を利用したもので、輻射熱とは、エネルギーが物質を通さず電磁波として伝わる、熱の伝わり方の一種です。
パネル型なので薄く、場所を取らずコンセントをさすだけで設置できるという手軽さが特長です。
火を使わないので安心して使用できますし、空気を汚さないクリーンな暖房として最近人気が出てきました。
パネルヒーターには電気タイプとオイルタイプがあります。
どちらも火を使わずに部屋を暖めてくれるので安心・安全な暖房器具と言えます。部屋を暖める構造がとてもシンプルなので、故障の心配が少ないのも使い勝手が良いと言えましょう。
メンテナンスの必要が少ないので、経費がかさむこともありません。お子様がいる家庭や、老人の一人暮らしなどには最適な暖房器具と言えます。
パネルヒーターには以下のような特性があります。
- 火事の危険性が少ない
- 二酸化炭素中毒にならない
- 遠赤外線の器具は身体を芯から暖めることができる
- 温熱式のパネルヒーターは子供が触っても火傷はしない。
- 稼動中の騒音がない。
いいところ取りのパネルヒーターです。是非一度お考えになっては如何でしょうか。室内の空気を汚さないというのは、とても魅力的ですよね。
パネルヒーターのメリットとデメリット
さて次はパネルヒーターのメリットとデメリットを見てみたいと思います。
まずメリットからです。
パネルヒーターには、電気、遠赤外線、温水などのものがあります。電気のパネルヒーターは、部屋全体を暖めるのではなく、部屋のある一部分を暖めるのに適した探訪器具です。しかし、パワーが強いパネルヒーターを使えば部屋全体を暖めることができます。
パネルヒーターの良いところは、軽いので持ち運びが便利な事です。また、パネルヒーター自体の温度も150度~300度などの表面温度になります。最近人気の遠赤外線を使用したパネルヒーターの場合は、表面だけではなく身体の内側まで暖かくしてくれます。
パネルヒーターは風が出ないので、乾燥しない、ホコリが舞わない、換気の必要がない、などのメリットがあります。
その反面、電気代が嵩む、小さな部屋にしか対応せず、大きな部屋などを暖めるのに時間がかかりすぎるなどのデメリットがあります。
電気代はこのところ上昇気味なので、パネルヒーターを使うのは考えてしまいますが、安全面を考えると、これほど良い暖房器具はないと思います。部屋が乾燥しない、換気をしなくても良い、というのは確かに大きな魅力です。
パネルヒーターの暖かさと電気代は?節約できる使用法は?
寒い季節は暖かい部屋が何よりのごちそうです。暖かな部屋で過ごすとなんだかとても幸せな気持ちになりますよね。でも気になるのは電気代や灯油代などの費用の事です。
安全な暖房器具である、パネルヒーターも電気代の事を考えると、憂鬱になってしまいますよね。
そこで、パネルヒーターの節約方法について調べました。
一体パネルヒーターにかかる電気代はどのくらいなのでしょうか?
電気式のパネルヒーターの場合は、1000Wのもので約25.9円です。一時間の使用で約30円くらいと考えると、一日(5時間使用)約150円、一日(8時間使用)約270円になります。毎日5時間使うと一カ月で4,500円となります。
前段でも述べましたが、パネルヒーターはメインとして使う暖房には向いていません。狭い場所を短時間暖めるという使い方に向いています。ですから、広い部屋の暖房には時間が掛る上、暖かさの面で物足りなさを感じることでしょう。リビングなどで、足元が温まらないなどと言うときに、補助的に使うと良いでしょう。
パネルヒーターの電気代節約方法は、まず部屋を他の暖房器具で暖めてから、その後パネルヒーターに切り替えて使うという方法があります。寒い冬の夜には不向きかもしれませんが、部屋の温度が一定の温度まで上がっていれば、その後もその温度をキープすることはできます。
パネルヒーターは、遠赤外線効果が有るので、近くにおいて利用すると、その場所の周りや床を、また傍にいる人間も暖めてくれます。狭い部屋で利用するというのも効率的です。6畳程度の部屋でしたらパネルヒーターの暖房効果は高いです。
こたつやホットカーペットで足を暖め、パネルヒーターで背中を暖めるなどの方法も良いと思います。
まとめ
クリーンで安心・安全なパネルヒーター。他の暖房器具と合わせて効率的に使うことで、電気代の節約にもなります。
寒いのに電気代の事ばかりを考えて我慢していると風邪をひいちゃいますので、上手に、既存の暖房器具を利用して、補助的にパネルヒーターを活用しましょう。
賢く使って、暖かな空気の中で、穏やかな時間を過ごせるとよいですね。
この記事を読んだ人は、コチラの記事も読んでいます。