生まれたての赤ちゃんは、顔や体に赤くポツポツした発疹ができます。
病院に行けば大抵「乳児湿疹ですね」と言われ薬を出されますが、乳児湿疹と言っても、色々な症状があります。
発疹ができて当たり前と思わず、原因は何なのか考えてみましょう。
赤ちゃんの肌はデリケートで肌荒れしやすい
赤ちゃんの肌は、大人の半分の厚さで、意外にも水分量も皮脂量も少ないのです。大人の肌でさえラップ一枚分と言われる厚さ。
どれだけ赤ちゃんの肌がデリケートなものなのかが分かりますね。そのため紫外線やホコリ等の刺激にすぐ負けてしまいます。毎日のケアで健やかな肌を保ってあげましょう。
乳児湿疹の種類
まずは乳児湿疹の種類について確認しておきましょう。
頭皮や顔にフケができる「乳児脂漏性湿疹」
乳児脂漏性湿疹の場合、頭皮や顔に少し黄身がかったフケのようなものができます。ひどくなると赤く腫れたり、ジュクジュクした状態になってしまいます。
母親のホルモンの影響で皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まってしまうのが原因です。
入浴前にベビーオイル等でふやかしておくと、入浴時に取れやすくなります。
赤くポツポツして痒そう「あせも」
あせもになる赤ちゃんも非常に多いですね。体温が高く、体温調整がうまくできない赤ちゃんは、すぐ汗をかきます。
また汗腺が未発達のため、毛穴に汗が溜まってあせもになるのです。赤くポツポツした状態で、痒いのでひっかくと化膿してしまいます。
頻繁に背中や首回りを触って、ベタついていないか確認しましょう。足の付け根はオムツで蒸れやすいので、こまめに交換して十分乾かしてから履かせてあげましょう。
顔に赤いブツブツ「新生児ニキビ」
新生児ニキビは、母親のホルモンの影響で皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まってしまうことが原因です。
赤いブツブツができ、顔が真っ赤になる場合もあります。清潔にしていれば、数ヶ月で治ります。
乳児湿疹のケアの仕方
乳児湿疹のケアは、どの場合もタップリの泡で優しく洗い、しっかり保湿することが大切です。
また赤ちゃんは自分のよだれでもかぶれてしまうことがあるので、指しゃぶりをした後や兄弟がチュッチュした後は軽く濡れティッシュでふき取ってあげてから、保湿をしてあげるといいそうです。
乳児湿疹 まとめ
新生児の頃はとにかく発疹が出がち。見ていると痛々しくて可哀想になりますね。
顔や体のある一部だけに発疹が出ているなら、日常の「癖」が原因なこともあるそうです。
寝方や抱き方を見直すといいかもしれません。またベビーベッドを置いている環境も、子供にとって適温かどうか再度確認してみましょう。
どのタイプの発疹なのか判断するのが難しい場合や、搔きむしる場合はアトピーも疑われるので、皮膚科を受診されることをお勧めします。