初めてのママは、突然子供が高熱を出すと、パニックになってしまうと思います。しかし医者は、平熱が何度かによって「発熱」か「高熱」かの判断をします。
体温は時間帯によって1度くらい異なるので、起床時・朝・昼・晩に体温を測り、それぞれの平熱を把握しておきましょう。
平熱を把握したところで、正しい熱の下げ方について学んでいきましょう。
赤ちゃんの熱を下げる正しい方法は?
一昔前は、「厚着をして汗をかきなさい」と言われていましたが、今は反対に「薄着にして体温を下げなさい」と言われます。これは「汗を出すと熱が下がる」わけではなく、「熱が下がったから汗が出る」ためです。
発熱時の厚着が引き起こす症状は?
厚着をしていると脱水症状を起こすので、体温調整がうまくできない乳幼児には決してやってはいけません。熱が上がっている最中は悪寒がするので、上がりきってから薄着にしましょう。
発熱した時はどこを冷やすと効果的なの?
熱を下げるには、大動脈がある脇の下、太ももの付け根を冷やすと効果的です。おでこを冷やすのは、特に意味がありません。冷却シートはかぶれることもあるので、無理に使用しなくて大丈夫です。
赤ちゃんに解熱剤を使うタイミングは?
熱があるということは、体内で抗体がウイルスと戦っている証拠です。解熱剤を使うとこれを一時的に止めてしまうので、むやみに使うとかえって症状を長引かせることになります。
子供に解熱剤を使うタイミングの目安は?
使う目安としては、「元気がなくグッタリしている」「熱が何日も続いて体力が落ちている」時にしましょう。
また子供に使用して良いものと、使用してはいけないものがあります。決して自己判断で使わず、医師に処方されたものを使いましょう。使う量も大人と異なります。
赤ちゃんが発熱中の栄養の取り方
食欲があるのであれば、消化に良いおかゆやうどん、すりおろしりんごを食べさせましょう。食欲がなければ無理に食べさせる必要はありません。ヨーグルト、プリン、アイスなどの乳製品は消化があまり良くないので、避けた方が良いでしょう。
赤ちゃんの食欲がなくても水分補給はするべき?
食欲はなくても、水分補給は必須です。おしっこがちゃんと出ているかチェックしておきましょう。普段より回数や量が少なければ脱水しています。飲みたがらなくても、スプーン1杯ずつでいいので、イオン水等を頻繁に口に入れてあげましょう。
まとめ
子供はうまく症状が伝えられないので、親は見ていてとても不安になりますよね。ほとんどがウイルス性の感染症が原因のようですが、けいれんや嘔吐、意識がもうろうとしている時は、すぐ受診しましょう。
休日や夜間、どうしていいかわからない時は、小児救急電話相談「♯8000」に電話してみると、的確なアドバイスがもらえるので安心です。
私も何度か夜中に電話をしたことがあり、夜間救急で診てもらえる病院を紹介してもらったりして助かりました。いざとなるとパニックになるので、焦らないようぜひ携帯に登録しておきましょう。