出産の際の心配といえば、やはり痛みに耐えられるかということでしょう。
経験者からは「すっごく痛いよ〜」と聞きますが、全く想像もつきませんよね。
少しでも楽に乗り切る方法を知っていれば大分違うと思いますので、ぜひ参考にされてください。
産むまでの痛みの流れ
通常は前駆陣痛→本陣痛→分娩という流れになります。
前駆陣痛はほとんどない人もいれば、1か月前から軽い生理痛のような痛みを感じる人もいて、個人差があります。
前駆陣痛と本陣痛を見分けられるか心配される人もいますが、味わったことのない桁外れの痛みなので、必然的に「あれ、この痛みはなんか違う!!」と気付くと思います。
本当にしゃべることもできないくらいの痛みが、お腹の中から子宮の入り口に向かってグーーーーッとやってきます。
この痛みがやってきたら、まずは時計を見て「どれくらいの間痛むか」「何分後にまた痛くなるか」を測っておきます。病院に電話をすると必ず聞かれるので、メモしておきましょう。陣痛アプリがあるとワンタッチで記録できるので、とても便利ですよ。
初産の場合は痛みの波が10分間隔になったら、病院へ電話をしましょう。
この間はとりあえずゆっくり深呼吸をすると、少しは楽になります。息を長めに吐くと痛みが和らぎますよ。
- 前駆陣痛
- 本陣痛
- 分娩
陣痛逃しは、かなり重要
とにかく重要なのは呼吸です。陣痛がきたら「深呼吸!」と言い聞かせましょう。陣痛の時は赤ちゃんも苦しいので、酸素をしっかり送ってあげる必要があります。
「痛い痛い!」と叫びたくなりますが、ここからは体力勝負です。陣痛中に疲れ切ってしまったら、いざ分娩の時にいきむ体力が残りません。
陣痛がきたら、自分が楽な体勢で過ごしましょう。横向き寝、四つん這い、座って何かに掴まる・・・いろいろなスタイルがあると思いますので、試してみてください。
もし微弱陣痛が続いて、やむなく陣痛促進剤を打った場合は、テニスボールがとても頼りになります。(硬式のボールです)
これがあるとないのとでは大違い!肛門にボールを当てて座ることで、急激にいきみたくなるのを抑えてくれます。(促進剤は一気に陣痛を引き起こしますが、子宮口が全開にならないといきむことができないので、それまで我慢するのがとても大変なのです)
かなりの痛さで叫びたくなりますが、ここはひたすら「黙って」我慢!が大切です。
いきむ時の姿勢と呼吸法
子宮口が全開になったら、いざ分娩です。分娩台に上がったら、妊婦検診の時のような体勢で仰向けに寝ます。いきむ時は、しっかりサイドにある棒を握るか、立会人の手を握って「自分のおへそを見るような感じ」で体を起こします。
いきむ時は思わず「ウ〜〜〜〜ッ!」と声が出てしまいますが、声を出すとお腹に力が入らずなかなか出てこないので、しっかり口を閉じて「もう息ができない、限界!」というまでいきんでください。そのあとまた深呼吸をして、赤ちゃんに酸素を届けましょう。
この繰り返しが辛く「本当に出てくるのか!?」という気持ちになりますが、必死に出てこようとしている赤ちゃんの姿を思い浮かべてどうか頑張ってくださいね。
まとめ
出産は個人差がありますし、体験談は人それぞれです。経産婦でも全く違った痛みや分娩になることもあります。
とにかく普通の陣痛に比べて陣痛促進剤はかなり辛かったので、安定期に入ってからはウォーキングをして体を動かしておくことをお勧めします。後期にはスクワットも効果的ですよ。
最後に、分娩の様子がわかるCG動画を載せておくので、興味のある方は見てみてください。