カフェオレとカフェラテとコーヒー牛乳。
誰もが一度は疑問に思ったことがあると思います。それは・・・
「一体何が違うの!?」
という疑問。
今回は生まれた国はどこなのかを語源から探り、さらに使うコーヒーと牛乳に違いはあるのかという点に注目して紹介していきます。
カフェオレとカフェラテとコーヒー牛乳は生まれた国が違う?
まずはこれらが何語なのか知っていますか?カフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語、コーヒー牛乳は日本語です。では、これらはどういう意味で訳されるのか?答えはすべて「コーヒーに牛乳を入れたもの」という意味です。
ということは、すべて同じ味・・・?この中でもカフェラテは少し苦く感じる気がするのですが、気のせいでしょうか?使われているものに違いがあるのではないか、調べてみました。
カフェオレとカフェラテとコーヒー牛乳は使うコーヒーと牛乳が違う
意味は同じでも、作り方がそれぞれ違うようです。どのように違うのか見ていきましょう。
【カフェオレ】
普通のコーヒーに牛乳を入れたものです。
コーヒーと牛乳を50%ずつで割り、普通に温めた牛乳を使っています。
【カフェラテ】
エスプレッソに牛乳を入れたものです。
エスプレッソはとても濃いので、コーヒー20%に対して牛乳が80%です。
牛乳は蒸気熱で温めたスチームミルクを使います。
【コーヒー牛乳】
乳製品にコーヒーや砂糖で味付けしたものを言います。
2003年にできた規約により、正式には「コーヒー入り乳飲料」と表記しなければならず、昔ながらの茶色と黄色のパッケージの『雪印コーヒー牛乳』は、『雪印コーヒー』という名称に変わっています。
カフェオレとカフェラテとコーヒー牛乳の歴史
カフェオレはフランスでは目覚めの一杯として、カフェオレボウルという大きめの器で飲むことが一般的だそうです。1685年には飲まれていた記録が残っており、フランスで有名な医師が健康飲料として推奨していたそうです。
カフェラテはイタリアのヴェネチア地方にある世界最古のカフェ、フローリアンという店が発祥とされています。このカフェは1720年に創業され、300年もの歴史があります。
コーヒー牛乳は1920年に守山乳業が、コーヒーと牛乳を普及させるために作った商品で、駅の売店で売り始めたそうです。当時駅弁が30銭に対して、コーヒー牛乳は20銭という大変高価な飲み物でしたが、評判を呼んで全国の売店でも売られるようになったそうです。
まとめ
日本にコーヒー牛乳が生まれるまでに、フランスと200年もの差があるんですね。コーヒーが苦手な方でも、コーヒー牛乳系をなぜか無性に飲みたくなる時があるのではないでしょうか?
温泉から上がって、売店に冷えた瓶が置いてあると、思わず買いたくなりますよね。今まで何気なく買っていましたが、これからはカフェラテとカフェオレの違いを意識して、飲み比べをしてみても楽しいかもしれません。