七五三といえば、かわいい衣装に身を包んだ子供たちが、神社で華やかに写真を撮って・・・といったイメージが浮かんできますよね。
ところが。いざフタをあけてみると、実際にはそんなステキなことばかりでなく、子供たちは着物に疲れ、人混みに疲れ、渋滞に疲れ・・・普段と違う環境に、パニックを起こしてしまう子や、泣きわめく子供たちも意外に少なくないとか。
大きなお祝いごとに、いろいろ戸惑うことも多そうです。今日は、そんな子供たちのために、七五三のお宮参りの際に、親が持っておくとよい持ち物についてまとめてみます。
七五三のお参り子供にとってはどんなもの?
七五三当日、子供たちにとってはいつもと違う空気を漂わせる親、祖父母とともに、いつもと違う場所へ・・・。着物を着付けて、髪型を整えて・・・と、衣装を着るまでのあいだだけでも長時間を拘束されますね。
着付けをするのに、最低でも15~20分ほど、そして、髪型のセットをするにも10分以上は要するでしょう。結局、衣装を着て、準備をするだけで30分以上の時間を拘束されてしまうのです。
7歳くらいになっていれば、ガマンがきく子もいますが、3歳、5歳の子にとっては、それだけでもなかなかに大変なことだと思いませんか?
ですので、おめでたい七五三も、主役の子供たちにとっては、軽く試練のようなものなのです。私たち大人は、それを慮ってあげましょう。
七五三のお参りのために必要になるアイテム
では、実際の七五三のお参りでの動きをイメージしながら、時系列に必要になりそうなものを想像していきましょう。
着付けのとき
長時間まったり、着付けがちょっと苦しく感じることもあるでしょう。ですので、ここは、まず、気を紛らわすことのできる小さなおもちゃ(小さなもの)やアメやラムネなどの小さなお菓子を用意しておくといいでしょう。
<お助けアイテム>
・小さなおもちゃ
・小さなお菓子
車で移動のとき
着付けをした状態で、神社まで移動するのも、これまた一苦労です。最近では、シーズンにこだわらず、9月~12月くらいのあいだに七五三をやればいいというような風潮ができてきたことで、一時期よりも、七五三のシーズンの混雑がやわらいではきましたが、それでもやはり混みますね。
まだ暑い季節のときは、汗を拭くタオルやウェットティッシュ、そして、冷たい飲み物と、こぼさないためのストローがあるとよいでしょう。
逆に寒いシーズンに差し掛かる場合には、体が冷えないようにするために、防寒具とホッカイロ、そして温かい飲み物を用意しておいてあげましょう。
<お助けアイテム>
~暑いとき~
・タオル(汗ふき用)
・ウェットティッシュ
・冷たい飲み物
・ストロー
・車内用おもちゃ
~寒いとき~
・防寒着
・ホッカイロ
・温かい飲み物
神社に着いたとき
神社の駐車場に着いてから、ご祈祷を受けにいくところまで、意外にも距離があるところは少なくありません。
その間、自分の足で歩く移動は、着物や袴だとなかなか大変なもの。なれない草履や下駄は、足に負担もかかりますし、せっかく着付けた和装が崩れてしまう可能性も高いです。
目的の場所にいくまで、そして写真を撮るとき以外は、履きなれた靴にしてあげましょう。
<お助けアイテム>
・履きなれた靴
・靴下
お参り後の食事会のとき
無事にお参りが終わったあとは、移動をして食事をしていく方も多くいらっしゃることでしょう。ここで大切なのは、着物を汚さないこと。もしくは、子供が疲れているようだったら、脱いでしまって、普段着ている服にしてあげるのもよいかもしれません。
子供の様子をみて、お参りが終わったら、着替えさせてあげるのもいいですね。
<お助けアイテム>
~着物を着たままの場合~
・汚れ防止のためにハンドタオル
・ぬらしたおしぼり(汚れをすぐにふき取れる)
・ウェットティッシュ(汚れをすぐにふき取れる)
~着替える場合~
・着慣れた普段着
・(よだれかけ)
まとめ
ザックリとみてきましたが、どうでしょうか。一番大切なのは、神社内で移動するための「靴」ですね。これは、着付けた着物や袴をキレイに保つために、必須のアイテムです。
くれぐれもお忘れないようにしましょう。そして、あとはやっぱり子供たちが終始ご機嫌でいられるようにすることが大事です。
お気に入りのおもちゃやお菓子などを、こっそりと用意して、いざというときにはすぐに出せるようにしておきましょう。
家族そろってみんなが楽しめる、そんな七五三になりますように。
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