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【初盆・新盆】の意味と準備・まつり方「お供えやお布施、精霊馬について」

公開日: : 最終更新日:2015/05/16 ★季節の行事, お盆


お盆の提灯の写真

お盆とは、ご先祖さまの霊をまつるため、7月15日ごろか、または8月15日ごろに行われる仏教の行事です。その時、今年は「新盆」「初盆」だからという言葉を耳することがあります。

今回は、新盆と初盆の意味や準備の仕方通常のお盆とどこが違うのかということや、飾り方や日程について、さらにはお供えの仕方についてなどをご紹介していきます。

初盆・新盆の意味

まずは、初盆新盆の意味についてご紹介します。

亡くなられた方の忌明け(きあけ)後に初めて迎えるお盆のことを指します。初盆、新盆またはあらぼんなど、様々な呼び方がありますが、全てイコールだと思って差し支えありません。

忌明けとは、喪(も)の期間が明けたことを言います。一般的には、四十九日の法要を終えると忌明けとされます。

お盆の時期に忌明けが済んでいない場合は、翌年に初盆・新盆の法要を行います。            

初盆・新盆の飾り方とまつりかた

次に、初盆・新盆の飾り方とまつりかたについてご紹介します。

お盆の期間中に位牌(いはい)を安置する棚をつくります。この棚の事を、精霊棚(しょうりょうだな)とか盆棚と言います。その年にとれた作物や精霊馬を供えます。

地域によって飾り方には違いがあります。浄土真宗では精霊棚はつくらないとされています。自分の家の宗派を知って、お寺さんに聞いてみるのもいいかと思います。

精霊馬とは

精霊馬とは、精霊棚に飾る馬の事で、あさがら、おがら、割りばしなどで胡瓜に足を付けたものを馬と呼び、茄子に足を付けたものを牛と称します。

これらの意味は、ご先祖様が来られるときは、馬に乗って一刻も早くおいでくださいとの願いを込め、帰るときは、牛に乗ってゆっくりお帰り下さいとの願いが込められています。

精霊馬

初盆・新盆までの準備と仕方

いつ頃から準備をすればよいのか、おおよそ、その日程を書きます。

お盆の1~2か月前に、お寺に「初盆」であることを告げて、予約の電話を入れます。この場合、宗派や地域によっては、お盆の時期にお墓の前で読経の儀式が行われることもあるので確認してください。

法要の後で会食をされる場合は、あらかじめご住職に、食事が出るか出ないか聞いておきます。

大きな初盆法要を行う場合

大きな初盆法要を行う場合は、葬儀屋など専門店に祭壇の設えや飾り付け、引き出物・盆のお返し・会食の手配などを依頼します。

その際、案内状を出すことを忘れないようにしましょう。この場合、通夜や会葬者名簿を参考にして案内状を出します。

引き出物を用意するタイミング

1カ月~2週間前には、引き出物を用意します。これは、お供えや過分な香典をいただいた方へのお返しとお礼の意味を込めて、主に親族や知人に対して用意するものです。

5,000円~10,000円くらいが目安です。表書きは「初盆志」「志」などとします。

法要出席者用の品物

引き出物を用意するのと同じ時期に、法要出席者に当日お持ち帰りいただく品物を用意します。これを盆返し、あるいは初盆返しと言います。

表書きは「粗供養」とします。会食の予定がある場合はこの時期に手配しましょう。料理でのおもてなしも、お返しの一つになります。

懐石料理

白提灯について

初盆には、白提灯を用意します。家紋入りなどは早めに注文しましょう。絵柄のついた提灯は二年目以降も使えます。

和菓子(盆菓子)を老舗に頼む場合は、一週間前をめどに予約しておきます。

お盆前日までに、お寺さんへの謝礼である、「お布施」を用意します。これを「御経料」とも言います。

初盆前後の日程

初盆前後の日程です。

12日か13日 精霊棚を設える(しつらえる)
13日
(盆の入り・迎え盆)
午後お墓の掃除と墓参り
13日 盆提灯に火をともす。迎え火を焚く
13日~15日 初盆の法要・供養の儀式を行う
16日 送り火を焚く、ご先祖様を送る

日程を把握しておくと心にもゆとりができますね。

初盆の御供えとお布施について

初盆のお供えとお布施についてです。

お供え

亡くなった方に近い親族は、新盆に盆提灯を送ります。しかし、今では、住宅事情等で飾らないところが増えています。先方へ様子を聞いてから贈るといいでしょう。また、不祝儀袋に「御提灯代」の表書きでお金を包むことが多いようです。

親戚ではない人が法要に招かれた場合は、「御仏前」「御供物料」として現金をお供えします。また、故人が好きだったお菓子や果物、贈答用のお線香を、「供物」としても良いと思います。

「御仏前」の金額の目安は、だいたい、5,000円~10,000円といったところです。

お布施

次にお布施についてですが、「布施」とは仏教の「六波羅蜜」と言う修行法の一つです。六波羅蜜は、6つの徳目の総称で、徳目とされる6項目を実践することで「煩悩」が消えて、「悟り」の境地に達することができるとお釈迦様は教えています。

お釈迦様

「布施」とは人に施しを与えることを言います。布施には三種類あって、財施、金銭・衣服・食料を施すことであり、法施はひとのために読経をすること、また無畏施とは、恐怖を取り除き、安穏な心を与えることを言います。

お布施は財施に当たり、僧侶は読経や故人を供養しているので、法施を人々に与えていることになります。これもお布施の一つです。お布施は僧侶に渡しますが、あげるのではなく、御本尊に捧げるものなのです。

お布施の相場

そういう意味を踏まえて、法要における「お布施」の相場を確認してください。初盆は通常のお盆とは意味合いが違います。ですから「お布施」の金額も高くなります。

一般的には、30,000円から50,000円と言われています。お寺が遠ければ、「お車代」として別包みを用意します。

初盆・新盆 まとめ

故人を偲ぶ、という初盆には経費がかさみます。

しかし、その方が亡くなられてたった一度きりの「初盆・新盆」です。親族・親戚・友人・知人に集まっていただき、もう一度故人を思い起こす貴重な場でもあります。心を込めて、哀悼の意を皆であらわしたいものです。

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