岐阜県郡上市、せせらぎ街道を北上したところに、それは、あります。
昭和36年頃から、一人のおばちゃんがコツコツ、コツコツと植え続けてきた芝桜の畑。【國田家の芝桜】というのは、地名ではなく、本当に「人の名前」です。「くにたけの芝桜」と呼ばれています。
國田家のおばあちゃんが、ご自身のお家の庭にコツコツと植え続けた結果、だんだんと見事に咲き誇り、一つの「芝桜の名所」として名があがるようになったのです。
平成4年には【農林水産大臣賞】、そして平成8年には【内閣総理大臣賞】まで受賞しています。
今日は、そんな【國田家の芝桜】についてご案内していきますね。
國田家の芝桜 2018年の見頃予想
例年、4月下旬~5月上旬にかけて見頃を迎える、國田さん宅の畑の芝桜。
2018年は、例年通り4月の下旬~5月上旬にかけて見頃を迎えそうとのことです。
國田家の芝桜 見どころ&楽しみ方
個人のお宅の庭の景色だとはにわかに信じられない光景です。その花のつき具合は見事で、色も紫・ピンク・白・・・とそれぞれ色とりどりでステキです。こちらのお宅に刺激を受けたのか、近年では、この付近(岐阜県郡上市明宝奥住)では、各家庭や地域で芝桜の栽培をするところが増えてきています。
敷地いっぱいに広がる芝桜
まず、なにはなくとも、個人で植えたとは到底思えない規模の芝桜をお楽しみください。ところどころに、ソメイヨシノの木もはえていますので、普通の桜も楽しみながら、芝桜も楽しむことができます。壁面にも一面咲き乱れているのがとても印象的です。
國田家の芝桜から車で10分!【道の駅 明宝】
【國田家の芝桜】は、公共施設などとは異なりますので、「桜まつり」や売店などはありません。ですが、こちらから国道472号線に沿ってまっすぐに進んで行くと、車で10分ほどのところに「道の駅 明宝」があります。
明宝ハム
この「明宝」地区で有名なのは、【明宝ハム】!
良質な国産の豚肉を原料とし、食品添加物の使用をおさえた、とっても美味しいハムが特産品です。一度食べると、その風味や豊潤さに満足し「もう一度食べたい」と多くの方がリピーターになってしまうほど!道の駅での売り上げも、もちろんNO.1。是非、芝桜を楽しんだあとは、【道の駅 明宝】で美味しい時間をお過ごしください。
めいほう鶏ちゃん
岐阜県飛騨地方から奥美濃地方にかけて、古くから伝わる家庭料理です。鶏のモモ肉や内臓を味噌や醤油に漬け込んだもので、キャベツや玉ねぎ、もやしなどの野菜とともに炒めて食べる素朴な料理です。
この明宝地域には、「鶏ちゃん」を買ったり食べたりできるお店などが全部で16店舗あり、それぞれの店舗に秘伝の味があるそうですよ!現在では各地の地元のグルメを争うB-1グランプリなどにも出店しています!これも、この地域の代表的な郷土料理です。
千葉家の伝統のいろり火
【道の駅 明宝】の中には、800年間 一度も消えたことがないという、明宝気良の千葉孫兵衛さん宅から分火してもらった「いろり火」があります。元の火は、今でも千葉家で代々家長が責任をもって受け継いでおり、その歴史をのばしています。
このいろり火で焼いた川魚は、骨まで食べられると評判で、岐阜の清流で泳いでいる地元名産の「あまご・いわな」などを焼いて食べることもできるそうですよ。
(※画像はイメージですので、実物とは異なります)
【道の駅 明宝】についての詳細はコチラから。
國田家の芝桜へのアクセス方法
<自動車を利用される場合>
東海北陸自動車道【郡上八幡IC】から
国道472号を明宝方面へ車で25km
駐車場あり(無料)大型通行不可
【問合せ】0575-87-2844(明宝観光協会)
國田家の芝桜 まとめ
一人のおばあちゃんのコツコツした努力から始まった、芝桜の物語。一人の人が積み上げていくものの可能性の偉大さを感じる桜の名所です。
個人から始まったものでも、時代を越えて多くの人に感動を与えることができる。そんなことを肌身を通して感じられるのではないでしょうか。空気もきれいな岐阜県の山奥へと、是非足を運んでほしいと思います。
歴史を感じる花の名所を楽しんできてくださいね☆
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