愛知県【安城七夕祭り】2015 見どころと歴史・アクセス情報

愛知県安城市で行われる【安城七夕祭り】といえば、宮城県の仙台、神奈川県の平塚と合わせて「日本三大七夕」として有名なお祭りです。

今でこそ「七夕で有名なところ」として知られていますが、もともとは、終戦後、元気のなくなってしまった町の活性化を図ろうとしたのがきっかけです。

地元の人たちが、「地元をより元気に、活気が溢れるように、盛大に七夕祭りを行おう」と考えたのがはじまりなのです。人が人を思う気持ちが生んだ七夕祭りが、現在もなお多くの人たちを巻き込んで元気にしていると思うと、なんとも嬉しい気持ちになりますね。

では、そんな安城七夕祭りについてみていきましょう。

【安城七夕祭り】2015　詳細

安城七夕祭りは「願いごと、日本一」をコンセプトに掲げているとのことで、「願いごと短冊」や「願いごとふうせん」などが用意されています。

多くの人の願いを集め、「願いごとのまち 安城」として定着するよう動いています。「あの町に行ったら、願いが叶うよ」なんて全国的に言われるようになったら、なんとも夢があってステキですよね。

下の動画は、２０１３年に「願いごとふうせん」を一気に空に放ったときの様子です。約６０００個のふうせんが、空高く舞っていく姿は、ただただ「圧巻」の一言。

普段、日常を生きているだけでは、なかなか自分の願いを口にすることなんて多くないと思うのです。それだけたくさんの人の想いが、一堂に介したというだけでも、ものすごく価値あることのように思いますね。

【安城七夕祭り】2015　見どころ

安城七夕祭りは、全国的にも人気で、例年１００万人もの人が訪れるとか。首都圏でもないのに、ものすごい集客力ですよね。そんな人気のお祭り、一体どのような楽しみ方ができるのでしょうか。

願いごと短冊

七夕といえば、やっぱり「短冊」。短冊に願い事を書いたら、それは見事に叶ってしまうかも。おまつりの会場の途中に、願い事を書いて、吊るすことのできる「短冊ロード」が用意されています。

「願いごと広場」と「安城七夕神社」にて、短冊や、竹絵馬が用意されているので、自由に願いごとを書いて、飾ってきましょう。なんと夜にはライトアップまでされるそうですよ。

大盆踊り大会

お祭りと言えば、やっぱり盆踊り！大きなやぐらを中心に囲み、たくさんの人たちと、仲良く一緒に踊りましょう。

盆踊りといえば、の定番の楽曲とともに、安城市のシンガーソングライターの方が書き上げた安城ならではの楽曲など、盛りだくさん！

昨年は、お祭り最終日のフィナーレで行われましたが、2015年の開催日程に関しては７月上旬に発表のようです。公式サイトで確認しましょう。

町をいろどる七夕飾り

やっぱり、七夕祭りといえば、この色とりどりの七夕飾りですね。大きなくす玉や、七色の吹き流し、祝の文字など、それぞれの飾りに個性が感じられます。

夜になると、電飾などのイルミネーションも入り、なおさら幻想的な美しさが感じられます。

パレードの音楽なども聞こえてくると、気分はまさに「ＴＨＥ・まつり」という感じになりますね。

是非、町全体が活気にあふれているのを、肌で感じてきてください。

【安城七夕祭り】の歴史

終戦後、日本全体が元気を失っていたとき、安城のまちの活性化を図ろうと、商店街の大売出しをしたり、花火大会をしたり、とさまざまな試みをしていました。

そして、終戦から７年後の１９５２年（昭和２７年）、市制制度が施行され、安城市が誕生します。このときから、活気いっぱいの七夕まつりを行いたいとの思いで、他市の七夕祭りの調査が開始されます。

安城七夕祭りが初めて行われたのは、安城市が誕生してから２年後の、１９５４年（昭和２９年）のことでした。

企画、開発、飾りづくり、ありとあらゆることが、周辺商店街の人たちの手で行われ、本当に「市民がみんなで手作りをする」そんなお祭りのスタートだったのです。本当に地元を思う人たちの思いが集結して生まれたイベントだと言ってよいでしょう。

そして１９７８年（昭和５３年）【全国郷土祭】にて、こだわりの竹飾りを披露したことで、「日本三大七夕」と称されるようになり、仙台、平塚と並び、今のように多くの人たちの知るところとなりました。

安城七夕祭りが、ものすごい集客率を誇り、今でも多くの人に愛されているのは、この誕生の経緯からもわかるように、本当にたくさんの人たちの純粋な思いから誕生したイベントだからかも知れませんね。やはり、「見えないところ」に神は宿るのでしょうね。

ぜひ、そんな歴史も含めて、竹飾りを眺めてみてください。きっと、商店街の人たちの温かい想いが感じられることでしょう。

【安城七夕祭り】アクセス

【所在地】ＪＲ安城駅　周辺市街地一帯
（安城市御幸本町1-1）

自動車で行く場合

東名高速道路【岡崎インター】より　約30分
東名高速道路【豊田インター】より　約40分
伊勢湾岸自動車道【豊田南インター】より　約30分

駐車場：約3500台（無料）／約600台（有料）

※【ＪＲ安城駅】周辺の駐車場は、非常に混雑するので、１駅隣の【ＪＲ三河安城駅】周辺の駐車場に停めると、混雑を少し回避できるので、おすすめしています。

公共交通機関で行く場合

JR東海道本線【安城駅】下車　徒歩すぐ
名鉄【南安城駅】下車　徒歩すぐ

【安城七夕祭り】まとめ

時代を越えて、多くの人に愛される【安城七夕祭り】。そこにはたくさんの人たちの、地元を思う温かい気持ちがありました。

そして、その思いは受け継がれ、今では「願いごとのまち」として広めていこうというプロジェクトが動き出しています。

多くの人たちの「願い」を抱え、ますますステキな町へと変わっていくのが予想されますね。これからも【安城七夕祭り】を応援していきたいと思いました。

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