ハロウィンといえば、真っ先に思い浮かぶのは、鮮やかなオレンジ色のかぼちゃではないでしょうか?
オレンジ色に輝やく体に、くり抜かれた目と口。そして、中にはキャンドルを入れて・・・。そんなカボチャのイメージが浮かびますね。
日本で一般的に食べられているかぼちゃは緑色なのに、ハロウィン用のカボチャはオレンジ色。ですので、なかなかハロウィン用のかぼちゃは見つけることができないんです。
ですが、なんと!山形県東根市では、あの見事なオレンジ色のおばけかぼちゃが大集合するイベントがあるのです。どんなイベントなのか、早速見てみましょう!
【おばけかぼちゃコンテスト】山形県大会 詳細情報
【開催日】
2015年9月13日(日)
【開催地】
山形県東根市大字野川1184-1
【問合せ先】
東根市東郷公民館
0237-44-2223
もともとは、「東郷100年祭のイベント」として平成元年(1989)にスタートしたイベントで、おばけサイズの巨大なかぼちゃの重さを競います。
山形県内で育てられた、さまざまな大きさのかぼちゃが一堂に会する姿は、それはそれは見ごたえがありますよ。どうやって運んできたのかわからないほどの大きさのものもたくさんあります。
山形県大会の優勝者と優勝作品は、香川県小豆島で行われる「日本一どでかぼちゃ大会」へ招待されます。そして、そこで行われる全国大会優勝者は、ついに日本を飛び出して、世界大会にまで招待されていくそうです。
ちなみに。2014年の優勝かぼちゃは332キロでした。
世界大会の基準値は、どのくらいになるのか、多くの人たちの興味が注がれているのではないでしょうか。
【おばけかぼちゃコンテスト】で使われるかぼちゃは?
100キロ、200キロを越えるかぼちゃですから、一般的なかぼちゃとは異なる種類であることは、容易に想像できますね。では、一体、なんという名前のかぼちゃを使用しているのでしょうか?
アトランティックジャイアント
おばけかぼちゃの正体は「アトランティックジャイアント」という名前の種類になります。
世界一の大きさは、なんと910キロ!!!そして、日本一は508.4キロという、壮大な数字です。
確かに、もともと大きな実をつける種ではありますが、さすがにこれほど大きくしようと思ったら、それなりの手間と時間と探究心と技術が必要になります。多くの人たちの汗と努力の結晶が、コンテストの日に集結する作品たちなのです。
敬意をもって、作品を眺めたいものですね。
おばけかぼちゃは食べられる?
おばけかぼちゃである「アトランティックジャイアント」は、もともとは家畜の飼料用であったり、観賞用に作られたかぼちゃなので、食用には向きません。
かぼちゃであることには変わりないので、まったく食べられないことはありませんが、巨大化するのに栄養のほとんどを使ってしまうため、味や食感としては、通常のかぼちゃより劣ってしまいます。
ハロウィン用に中身をくり抜かれた場合には、取り出された種や果肉のほとんどは、畑の肥料として使われることが多いのだとか。好奇心旺盛で、どんな味か知りたい!という方は、くり抜いたときに、一度食してみるのもいいかも知れませんね。
山形県東根市【おばけかぼちゃコンテスト】へのアクセス
【所在地】山形県東根市大字野川1184-1
公共交通機関で行く場合
JR【さくらんぼ東根駅】から車で10分
山形県東根市【おばけかぼちゃコンテスト】まとめ
通常では考えられないほどの巨大なかぼちゃが集結する、このコンテストは、毎年地元の人たちをわかせる楽しいイベントの一つです。
この日のために、県内のさまざまな場所で、たくさんの人が丹精込めて、巨大かぼちゃを作っているのだと思うと、なんともほほえましい気持ちになりますね。
いつかきっと、世界大会にまで出場し、世界一のかぼちゃとして知られる日がくるといいですね。世界の頂点目指して、楽しみながら栽培する方が増えると、日本も活気づきそうです。
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