クリスマスツリーと言えば、大きなモミの木に、トップには大きなお星さま。そして、その他にも数々の飾りが思い浮かびますよね。
ところで、なんでクリスマスツリーには大きな星がついているのでしょうか?
そして、その他に飾り付けるキャンディーやベルなど、なぜその飾りをつけるのか?今日はそのあたりの意味や由来について調べてみました♪
クリスマスツリーの飾り トップの星の意味は?
どのクリスマスツリーを見ても、必ずといっていいほどついている、頂上の大きな星。あの星は、一体なにを表しているのでしょうか?
ツリーのてっぺんについている大きな星は、どうやら「トップスター」と呼ばれているようですよ。ツリーの頂上ですから、まさに「トップ」、そして星ですからスター、まさにそのまんまですね。
この星は、イエスが誕生したときの話に由来しているそうです。この世にイエスが誕生したとき、空に輝く星が現れた、と言われています。その星を頼りに、3人の博士がイエスに会いに来たそうですが、そのときに道しるべとしていたのが、その輝く星だったと言われています。
イエスが誕生したと言われている場所は、ベツレヘムというところだったので、別名「ベツレヘムの星」とも呼ばれています。
どのツリーにとっても、トップの星はシンボル的な存在ですよね。
クリスマスツリーの飾り 星以外の飾りの意味は?
クリスマスツリーと言えば、トップの星以外にどんな飾りがあるでしょうか?順番に思い出してみましょう。
まずは、ベルですね。
このベルは、イエスキリストの誕生を知らせるための、喜びのベルだと言われています。救世主であるキリストが誕生したことを広く知らせるためのベルだったようです。
続いては、キャンディスティックです。
赤と白のストライプになった、独特の形のキャンディスティックは、ツリーなしでもかわいいですよね。
キリスト教では、よく「人は羊、神は善き羊飼い」とたとえてられています。善き羊飼いである神が、羊である人間たちを導くために杖を使うのですが、その杖を表しているのがキャンディスティックなのです。
もともとは白一色だったそう。白は「キリストの清らかな心」を表していました。そして、赤は「キリストが十字架で流した血」を表しているのだそうです。
かわいらしいストライプのカラーですが、見た目のかわいらしさからは想像のつかない意味合いでしたね。
続いては、靴下です。クリスマスといえば、枕元に大きな靴下をかけて寝るのが風習になっていますよね。その由来ともなったお話しです。
サンタクロースのモデルになったとされている、ニコラスという人がいます。このニコラスが、貧しく暮らしに困っていた隣人のために、煙突から金貨を投げ入れたそうです。すると、その金貨は、たまたま下に干してあった靴下に偶然入ったのだとか。
このことから、クリスマスになるとサンタクロースが靴下にプレゼントを入れてくれるといわれるようになりました。そして、靴下はクリスマスは切っても切れない関係になったのです。
クリスマスの飾り ポインセチアの意味は?
今度は、ツリーからは少し離れますが、クリスマスといえば思い浮かぶ花、ポインセチアについてです。なぜ、これほどまでにポインセチアがクリスマスの花というイメージになっているのでしょうか?
それには、ポインセチアの「色と形」が関係しています。
まず、1つはポインセチアの形です。ポインセチアの葉の形が星に似ていることから、クリスマスのトップスターと似ていると考えられました。
そして、もう一つは色です。
ポインセチアの色が「クリスマスカラー」で構成されていることから、採用されているようなのです。ところで、クリスマスカラーとは、何色のことをさすかご存知ですか?
赤、緑、白の3色です。それぞれの色の意味は下記のとおりです。
赤:キリストが十字架で流した血の色
緑:クリスマスツリーにもなっている、モミの木やヒイラギなど常緑樹の色。1年中、緑から色を変えないことから、「永遠の命」を象徴しています。
白:純潔、清い心
以上のことから、クリスマスを象徴する花として、広く知られるようになったと言われています。
まとめ
毎年、当たり前のように目にしているクリスマスツリーですが、紐解いてみると、それぞれにきちんと意味合いがあるのですね。
小さなことですが、やはりその由来や歴史などが少しでもわかると興味もわきやすくなりますね。
ぜひ、この冬は、それぞれの意味合いを考えながら、味わい深く過ごして頂けたらと思います。