福島県田村郡三春町にある【三春滝桜】。
エドヒガン系のベニシダレザクラで、1922年に国の天然記念物の指定を受けています。
四方に伸びた太い枝から、小さな紅色の花を溢れんばかりにたくさんに咲かせているその様子は、まさに水が滝のように流れ落ちるように見えることから、「滝桜」と呼ばれるようになったと言われているんですよ。
ちなみに四方に伸びた枝は、東西25m、南北20mにも及ぶそうで、周辺は遊歩道が整備されています。広範囲に渡り枝を広げている桜の美しさを堪能してください。
本日は、福島県【三春滝桜】についてお届けしますね。
三春滝桜2017年の開花予想
せっかく見に行くなら、満開の時期に見に行きたいもの。見頃は毎年4月中旬~4月下旬となっています。
2017年は1月後半から3月にかけては平年並みか暖かくなる可能性が高い(気象庁の発表)ので、その予報通りであれば4月中旬に開花が始まり、4月下旬が桜の見ごろになることが予想されます。
2016年は早咲きで、4月4日には開花が始まり、満開を迎えたのは4月10日でした。平年の開花は4月13日なのですが、昨年は4月14日には散り始めていました。
- 開花予想:4月中旬
- 満開予想:4月下旬
(平年並み)
※2017年3月8日現在
三春滝桜 見どころ&楽しみ方
三春滝桜はとにかくとても大きく、美しいです。見頃の時期には、報道陣もカメラをもって撮影にくるほどの有名な場所ということで名が知られています。
樹齢1000年というのがすごいですね。
この桜の維持のために、【滝桜観覧料】を徴収するようになりました。町をあげて大切にしている桜ですので、これからも保護・保存、周辺設備環境などを整えるため、みなさまにご協力を頂いているとのことです。
日本三大桜のひとつ
福島県【三春滝桜】は、日本三大桜の一つと言われています。
<日本三大桜>
- 福島県【三春滝桜】(樹齢1000余年)
- 山梨県【山高神代桜】(樹齢2000余年)
- 岐阜県【根尾谷薄墨桜】(樹齢1500余年)
この樹齢の長さからわかるように、不思議な力や、歴史的な人物の魂などがが宿っているのではないでしょうか。「桜の名所」のように、何本も何本もあるわけではなく、この「たった1本の桜の木」のためだけに全国各地から人が駆けつけるというのですから、その木がもつエネルギーの高さはすごいものがあるのだなと感じます。
三春滝桜 ライトアップ
夜には美しい桜のライトアップが始まります。
周辺にはなにもないため、真っ暗な中に浮かびあがる滝のような姿の桜・・・。ただただ息を飲んで見つめてしまいますね。その圧倒的な存在感は、毎年の人出の多さからも感じられます。
三春周辺にある名木
三春周辺には、桜の銘木がたくさんあります。たとえば・・・
これらはみんな三春滝桜からほど近いところにありますので、まとめて楽しんでいただけたら、福島まで足を伸ばす甲斐があると思います。菜の花と同じ時期に花をつけるものも多いので、足元を菜の花で彩られた桜を楽しむのは、またおつなものです。
三春滝桜へのアクセス
電車や自動車など、使われる交通手段別でマップを紹介しますね。
JR【三春駅】を利用する場合
磐越東線三春駅からタクシーで20分
(開花時期は臨時バス「滝桜号」運行)
自動車を利用する場合
三春滝桜(住所:福島県田村郡三春町滝桜久保地内)
1)磐越自動車道【郡山東IC】より約20分
2)磐越自動車道【船引三春IC】より約18分
三春滝桜の駐車場情報
駐車場あります。
<滝桜大駐車場>
【収容台数】850台
【駐車料金】無料
【営業時間】6:00~18:00
(ライトアップ期間は21:00まで)
三春滝桜 まとめ
日本を代表する【三春滝桜】。一度足を運ぶと、毎年行きたくなってしまうという不思議な力のある桜です。国内でどんなことがあろうとも1000年以上ものあいだ、そこにたたずみ世の中を眺めてきた滝桜・・・。美しさとともに、その歴史も感じてきていただけたらと思います。
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