潮干狩りのシーズンがやってきましたね。
各地でたくさんの人たちが潮干狩りを楽しむ中、大変残念なことに、さまざまな状況から潮干狩りを中止せざるを得ない状況になっている場所もあります。（ちなみに愛知県でこのようなことが起こっています。）
今回は、大変残念なのですが、九州の大分県杵築市【守江湾】での潮干狩り中止に関するニュースをお届けします。
大分県杵築市【守江湾】の潮干狩り情報
大分県杵築市【守江湾】といえば、大分県内でも有数の人気潮干狩りスポット！湾内に「納屋・三川・城下・灘手」といった複数の潮干狩りスポットが点在しており、毎年４月～５月上旬にかけて家族連れを中心に、たくさんの人でにぎわう人気の場所です。
この【守江湾】は、広大な干潟が広がる海であり、潮干狩りスポットとして最高なだけでなく、絶滅危惧種に指定されているカブトガニをはじめとし、マメコブシガニ、テッポウエビ、といった多くの希少生物が生息している海としても知られています。
大分県杵築市【守江湾】の基本情報
【所在地】大分県杵築市片野、杵築、守江
【営業期間】（通常の場合）
4月10日～5月6日
【料金】
中学生以上500円、小学生以下無料
【駐車場】
あり（無料）１９５台
【問合先】
0978-63-0100（杵築市観光協会）
通常であれば、多くの観光客に向けて４～６月には解禁している潮干狩り。毎年、約２万にもの人が訪れている場所だったため、非常に残念がる声が多く出ています。
大分県杵築市【守江湾】へのアクセス
【納屋】杵築バスターミナルで大分交通国東行きバスに乗り換えて10分、【納屋】下車、徒歩10分
【三川】杵築バスターミナルで大分交通国東行きバスに乗り換えて10分、【三川】下車、徒歩10分
【城下】JR日豊本線【杵築駅】から国東観光バス杵築バスターミナル行きで15分、終点下車、徒歩10分
【灘手】杵築バスターミナルで大分交通国東行きバスに乗り換えて10分、【灘手】下車、徒歩10分
大分県杵築市【守江湾】潮干狩り中止の原因
これほど人気＆有名な潮干狩りスポットでありながら、なぜ中止となってしまったのでしょうか？
大分県杵築市【守江湾】潮干狩り中止の原因
大分合同新聞より引用させていただきます。
県漁協杵築支店は、杵築市内の守江湾で毎年４～６月に解禁する観光者向けの潮干狩りを今年は中止することを決めた。アサリの育成状況が悪いのが原因。守江湾は潮干狩りの名所として知られ、例年、期間中に約２万人が訪れている。
中止は大分県豪雨の影響で貝が減少したとされる２０１３年以来。昨年は再開を求める声を受けて期間を短縮（約１カ月間）して解禁。期間中を含めて約６トン分のアサリを放流したものの採れた量は少なかった。
今年に入って市や漁協は成育状況を調査。大きさ５ミリほどの稚貝は一定数いたが、潮干狩りで持ち帰ることができる２・５センチ以上のアサリはほとんど確認できなかったという。
支店は「貝が減っているのは豪雨の影響が残っているだけでなく、生活環境の変化などさまざまな要因が考えられる。今後、守江湾のアサリを育てる事業を進めたい」と話している。
（出典：大分合同新聞）
「潮干狩り」は、毎年恒例の行事となっていたりするため、まるで「あって当然」のような気持ちになってしまいますが、あくまでも「自然の一部」なんですよね。
無事にあさりの稚貝が育って、通常通りに営業できるようになることを祈ってやみません。潮干狩りが再開されるまで、非常に残念ですが近隣の通常営業をしている場所に行きましょう。
大分県杵築市【守江湾】以外で、潮干狩り中止になっている場所
実は、この【守江湾】以外にも、全国に「潮干狩り中止」になってしまっているスポットがあるのです。場所により、原因はさまざまですが、特に愛知県ではさまざまな事情が重なって大変だったようです。参考までにご紹介しておきますね。
大分県杵築市【守江湾】以外で、潮干狩り中止になっている場所
どこも、多くの人たちが楽しみにしていたはずです。早く復活して、例年のように潮干狩りが楽しめるようになるといいですね。
潮干狩り中止！【大分県杵築市 守江湾】まとめ
日本各地で訪れる「潮干狩り中止」。楽しみにしていた人たちにとってはもちろんのことですが、漁業組合の方や、県の方、それらの貝の育成に関わっていた人たちの心中を思うと、本当に悔しい気持ちでいっぱいかと思います。
いくら「自然のこと」とはいえ、なかなか簡単には受け入れ難いときもありますよね。こういう出来事をきっかけにして、多くの方にとって「自然保護の精神」や「環境を大切にする」といった、なにかしらの有益な一歩になることを祈ります。無事にあさりの稚貝が育ちますように。
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