秋田県の【千秋(せんしゅう)公園】は、秋田藩20万石の佐竹氏の居城、久保田城の本丸・二の丸跡地に整備され、明治時代につくられた公園です。
そして、この公園の名称は、秋田市出身の漢学者である狩野良知氏による命名で、秋田県の「秋」に、長久の意の「千」をかぶせることで、秋田県の長い繁栄を祈ったものと伝えられています。地元の繁栄を祈ってつけた名前だとわかると、訪れる側もなんだか愛着がわいてしまいますね。
なお、千秋公園の桜は、明治25年(1892年)に「有終会」が寄付し、約1170本もの桜を植樹したのがはじまりとされています。実際に東北の震災にも負けず、今もなお力強く咲き続けているたくさんの桜が、地元の人たちの心を明るくしています。
今回は秋田県【千秋公園】桜の開花予想と桜まつり・駐車場情報と題して千秋公園の魅力をお伝えしていきたいと思います♪
千秋公園2015年の開花時期
まず、弘前公園の桜の【開花・満開予想】がコチラ。
【開花予想日】 4月14日頃
【満開予想日】 4月19日頃
ですが、あくまでも「予想」なので、また近づいてきたらご確認くださいね。
なお、こちらの開花予想はあくまでも「染井吉野(ソメイヨシノ)」の予想です。秋田県【千秋公園】にある桜は、複数種ありますので、時期をずらしても楽しめる桜はたくさんあります。
【千秋公園にある桜の種類】
・彼岸桜(ヒガンザクラ)
・枝垂桜(シダレザクラ)
・御衣黄八重桜(ギョイコウヤエザクラ)
千秋公園 見どころ&楽しみ方
樹齢110年を越えるソメイヨシノ
千秋公園の植樹は、明治25年(1892年)に始まったので、今では樹齢110年を越えたものもあります。現在は約784本の桜があるそうです。歴史を感じるお花見になりそうですね。
二の丸周辺の桜
千秋公園の桜の中でも、二の丸周辺が一番の見どころとされています。二の丸のすぐ近くには胡月池という池があり、その付近では千秋公園の設計者 長岡安平氏と関わりのあった大村市から寄贈された大村桜(オオムラザクラ)が咲いています。
「松下門跡」付近には江戸彼岸(エドヒガン)の大木が2本、「黒門入口」周辺には江戸彼岸(エドヒガン)と梅(ウメ)があり、どちらの花も、染井吉野(ソメイヨシノ)と同じ頃に見ごろになります。
一度にたくさんの桜が楽しめますので、是非二の丸周辺まで足を伸ばしてみてくださいね♪
千秋公園 桜まつり
【開催期間】4月中旬~4月下旬
【ライトアップ】18:00~22:00(予定)
【露店】約80店
桜まつり期間中は、常設のお店に加えて、露店が約80店ほど出店されます。毎年、たくさんの人出でにぎわいます。
なお、ステージでは、民謡ショーやダンスパフォーマンス、太鼓の演奏や、ジャズダンスのショー、子どもたちによるキッズダンスなども催されるそうですよ♪楽しみですね☆
千秋公園の夜桜ライトアップ
夜桜のライトアップが行われるのは、下記日程です。
【期間】桜まつり期間中
【時間】18:00~22:00(予定)
【場所】千秋公園入口(明徳図書館前)、本丸
明かりに照らし出される桜は、普段以上に幻想的な姿を見せてくれます。とてもたくさんの人で、夜遅くまでにぎわっていますので、しっとり桜を楽しむというよりも、みんなでワイワイ屋台料理を楽しみながら、にぎやかに桜を楽しむというような雰囲気が強いようです。
千秋公園へのアクセス
電車や自動車など、使われる交通手段別でマップを紹介しますね。
JR【秋田駅】を利用される場合
【秋田駅】で下車。徒歩約7分。
自動車を利用される場合
秋田自動車道【秋田中央IC】から約15分。
千秋公園の駐車場情報
普段は公園に14台分の有料駐車場があるのですが、桜まつり期間中は使用不可となっています。
ですので、【秋田市中心市街地の駐車場】に関する資料が出ていますので、お車を利用される方は、コチラでご確認くださいませ。
千秋公園のお花見 まとめ
秋田県が長く繁栄しますようにと願いをかけてつけられた名前に恥じぬ、たくさんの人でにぎわう桜の名所となっています。昼間に行かれた際には、久保田城の展望室から、園内の満開の桜、秋田市内や、ちょっと遠くの日本海などを眺めてみるのもいいかも知れません。
歴史と桜が共存する公園で、是非優雅なひと時を楽しんできてくださいね。
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