【秩父川瀬祭】は、埼玉県秩父市にある秩父神社の夏祭で、別名「お祇園」とも呼ばれています。秩父神社の300年以上の伝統を誇る夏祭りです。
12月に行われる【秩父夜祭】が大人のお祭りなのに対し、【秩父川瀬祭】は子供が主役のお祭りで、4台の屋台と4台の笠鉾が、秩父屋台囃子に合わせて街を練り歩きます。
夜には、大きな花火大会も行われ、例年約10万人ほどの人出となっています。2015年の予定はどのようになっているのでしょうか。
【秩父川瀬祭】2015 詳細
【開催日時】
2015年7月19日(日)・20日(月)
【開催場所】
秩父市街、秩父市番場 秩父神社
7月19日・・・午後から各町で山車をひきまわします。
19時過ぎに秩父神社境内に笠鉾・屋台が集結し、夜の町内をひきまわします。
7月20日・・・15時頃から荒川の武の鼻(秩父公園橋下)で「御輿洗いの儀式」が行われます。
夕方~夜にかけて、各町で曳き別れが行われます。
詳細日程はコチラ。
下記動画は、屋台4台・笠鉾4台が秩父神社に集結した様子を撮影したものです。囃子手は子供たちが努めていて、花笠をつけた曳き子がかわいらしい、子供のお祭りです。
昼間は、囃子手・拍子木などを手に持ち、町の中を賑やかに練り歩きます。そして、夕方になると、4台の屋台・4台の笠鉾は全部、秩父神社に集結し、「天王柱立て神事」が行われます。
【秩父川瀬祭】天王柱立て神事
「天王柱立て神事」とは、秩父神社に祀られている神様「須佐之男命(すさのおのみこと)」を天王柱へお迎えして、悪疫退散の祈りをささげる行事です。
だんだんと暗くなってくる夜の闇の中で、ぼんやりと浮かび上がる提灯やぼんぼりの灯りがなんとも幻想的で、見ごたえのある儀式です。そして、これが終わった頃に、恒例の花火大会が始まります。
【秩父川瀬祭】神輿洗いの儀式
【秩父川瀬祭】最大の見どころといえば、20日に行われる「神輿洗いの儀式」です。【秩父川瀬祭】のクライマックスとして、大切な見どころの一つ。
【秩父川瀬祭】神輿洗いの儀式とは?
毎年、日付固定で7月19日・20日に行われる【秩父川瀬祭】。20日の午後にはすべての屋台・笠鉾が1台ずつ、荒川近くにある斎場へと向かっていきます。
そしてなんと、神輿(みこし)をかついだまま、荒川の清流に飛び込み、神輿も担ぎ手も、みんな揃って豪快に身を清めます。約400kgもあると言われる白木造りの神輿ごと川に入るというのがなんともダイナミック。
こうして禊(みそぎ)を済ませて、夏の悪病払いをするのです。
古来から続く「川に入って身を清める」という日本の風習ですが、このような形で行われるのは非常に珍しいと思います。実際に行う人も、見る人も、なんともインパクトのある大きな行事ですね。
【秩父川瀬祭】花火大会 2015 詳細
では、今度は夜のみどころである、「花火大会」についてみていきましょう。
【花火大会の開催日時】
2015年7月19日(日)
20:00~21:00
【打ち上げ予定数】
1300発
【観覧場所】
道の駅ちちぶ裏
【問合先】
0494-25-5209(秩父市産業観光部観光課)
当日
0494-21-2266(道の駅ちちぶ事務所)
お祭りの1日目、子供たちの屋台・笠鉾が街中を練り歩いた19日の夜に、花火大会は行われます。小雨のときは、そのまま決行されますが、本格的な雨の際は20日に順延となります。
目玉は、スターマイン・尺玉。夜空に大きく広がる色とりどりの花火の演舞が、多くの人の目を惹きつけます。
なお、花火のときは、道の駅に特設テントが設置され、夏の夜のお供にかかせない、ビール・枝豆・焼き鳥・もつ煮などの販売も行われます。美しい花火を楽しみながら、非日常な夜の晩酌も楽しんでください。
【秩父川瀬祭】花火大会 アクセス
【花火会場 所在地】道の駅ちちぶ裏
埼玉県秩父市大宮4625
自動車で行く場合
関越自動車道【花園インター】から国道140号経由 約50分
無料駐車場300台あり
公共交通機関で行く場合
秩父鉄道【秩父駅】より徒歩約5分
西武鉄道【西武秩父駅】より徒歩約15分
埼玉県【秩父川瀬祭】まとめ
19日の昼間は子供が中心のにぎやかなお祭りと、そして夜は花火。まったく異なる2つのイベントが同時に楽しめてしまうのが嬉しい「秩父川瀬祭」。
翌20日には、神輿ごと川に入って清めてしまうという「神輿洗いの儀式」。非常に見ごたえのある、埼玉県の代表的なお祭りです。
この夏は、ぜひ足を運んで、子供たちの掛け声や、屋台囃子など活気いっぱいの元気なエネルギーを堪能してみてはいかがでしょうか。
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