三重県熊野市の【熊野大花火大会】といえば、毎年、日本全国から大勢の観光客が集まる、三重県最大の花火大会ですね。
例年、17万人もの人出があり、この日はあまりの人混みに、街中の流れが変わるほどだとか。
それだけ多くの人の期待と希望が込められた、熊野大花火大会は、例年、安定したクオリティと満足度を保っています。そのため、周辺の宿泊施設は1年前から予約で埋まっているほど。
今年も、どんな花火を見せてくれるのかと楽しみになりますね。今日はその【熊野大花火大会】についてお届けします。
【熊野大花火大会】詳細情報
【開催日時】
2015年8月17日(月)
19:10~21:30
【開催場所】
七里御浜海岸
【打上数】
約1万発
【昨年の人出】
17万人
【問合せ】
0597-89-0100(熊野市観光協会)
熊野の大花火大会は、その場所のよさから、花火の全体像が見られるのが最大のポイント。熊野灘に広がる美しい七里御浜。そして国の名勝に指定されている鬼ヶ城。
ここをメインにくり広げられる花火は、非常に大きく、壮大なものが多数。近隣に住宅などがないので、大規模なものも打ち上げることができるのですね。(花火の細かいルールについてはコチラ)
熊野大花火大会のフィナーレを飾る「鬼ヶ城大仕掛」は、色鮮やかで大きな花火が次々と打ち上げられ、息をつく時間もないほどに華やかな花火が空を明るく染め上げます。その迫力は、一度見た人が決して忘れられないほどの感動と衝撃を受けることでしょう。
だんだんと夢か現実かわからなくなるほどに、心奪われます。
「鬼ヶ城大仕掛」は、その名前のとおり、国の名勝天然記念物でもある「鬼ヶ城」という岩場や洞窟を利用します。そこに仕掛花火を設置することにより、花火の爆音が岩場や洞窟で、反射・共鳴し、通常の花火以上の迫力を演出しています。
その壮大さに、会場全体が感動し打ち震える感覚を、ぜひ現地で味わって頂きたいですね。
【熊野大花火大会】見どころ
ここの花火で、特に意識して見ていただきたいのは、「海上自爆」と「三尺玉海上自爆」です。海の上に、扇状に広がる花火の様子は、他では決して見ることのできない素晴らしい迫力です。
「海上自爆」とは?
全速力で走る2隻の船から、点火した花火をつぎつぎと投げ入れ、海上で半円形の花を咲かせます。観客の目の前で花火の火の粉が全速力で走る船を追いかけるように開く様子はスリル満点です。
(出典:熊野市観光協会)
この説明にあるように、全速力で走る2隻の船から、花火が次々と海に投げ入れられます。
だんだんと場所が移動しながら弾ける花火が、なんとも印象的です。
とても海の上とは思えないような、美しい扇形に驚くことでしょう。
規則正しい、その扇形の美しさに、職人さんの技術とプロ意識、そしてたゆまぬ努力を感じます。
まるで、一つのアトラクションのようですね。
「三尺玉海上自爆」とは?
400m沖合いに浮かべた鉄骨製のイカダに、重さ250kgの三尺玉を設置してそのまま爆発させます。
直径600mに広がる半円形の美しさをお楽しみください。(出典:熊野市観光協会)
直径600mにも広がる三尺玉。その巨大さゆえに、遠く離れているはずの観客席にまで、爆風がくるそうです。画面越しに見るだけでも、その迫力のすごさが伝わってくると思います。ぜひ一度ご覧ください。
客席でさえも、この迫力ですから、近い距離で着火をする人たちは、ものすごい勇気ですよね。改めて、日本の伝統文化を引き継ぐ人たちの意気込みを感じます。
こんな素晴らしい楽しみがある自国の文化を誇りに思いますね。
【熊野大花火大会】開催日の注意
花火大会が開催されるか、延期になるか・・これは、観客にとっての最大の関心事項ですよね。行ったけれども開催されない。それほど悲しいこともありませんよね。
ここ、熊野の花火は、雨以上に注意すべきものがあるそうです。一体それはなんなのでしょうか?
高波に注意!
熊野の花火は、海で打ち上げられます。そのため、海の状態次第で開催できるか否かが決まるのですが、海は世界とつながっています。そのため、はるか沖合で発生している台風の影響さえも受けてしまうそうです。
見た目では、しっかりと晴れていても、現地の波は荒れている。そんなこともざらにあるようで、遠方に住んでいる人にとっては状況がまったくわからない。そんなこともあるそうです。
ですので、花火の開催情報については、随時ホームページで確認し、本当に予定通り開催されるかをしっかりとご確認ください。行って中止だったと知ることほど、悲しいことはありませんので。
TEL 0180-99-3329
(8月16日午前10:00~8月17日午後8:00)
【熊野大花火大会】へのアクセス
【開催場所】三重県熊野市木本町~井戸町 七里御浜海岸
自動車で行く場合
熊野尾鷲道路【熊野大泊IC】から国道42号を七里御浜方面へ車で2km
※かなりの渋滞が予想されるため、正午頃を到着の目安にして動くことが大切。会場付近の交通規制あり。詳細はコチラのページ。
4000台 (有料/ 清掃協力金1000~2000円)
第1・第2・第3駐車場周辺から会場までは無料シャトルバス運行※行きのみ。
公共交通機関で行く場合
JR紀勢本線【熊野市駅】より 徒歩約5分
※ものすごい人混みが予想されますので、到着した際に、帰りの切符も購入しておくことをおすすめします。現地では、係員の誘導にしたがって、安全に行動してくださいね。
三重県熊野市【熊野大花火大会】まとめ
やはり、毎年17万人もの人を動員する花火は、迫力が違います。日本全国、津々浦々から、この花火のためだけに足を運ぶ人がものすごく大勢いるのです。
ちょっと動画を見るだけでも、きっとそのすごさが伝わることでしょう。一年に一度、この季節にしか開催されない「花火大会」。全国各地で行われますが、どこの大会に行くかは、自分の選択次第です。
自分が行きたいと感じたところに、迷わず行き、忘れられない思い出を作ってくださいね。
この記事を読んだ人は、コチラの記事も読んでいます。
【東京湾花火大会】2015 チケット情報とおすすめ穴場スポット紹介
愛知県東海市【東海まつり花火大会】2015 穴場スポットとアクセス