若き日の石川啄木、宮沢賢治が愛したと言われる、岩手県【盛岡城跡公園】。
ここは、かつて南部藩主の居城だった「盛岡城」の旧跡です。盛岡城は寛永10年(1633)28代藩主、南部重直の時代に完成しました。北上川、雫石川、中津川という3本の川、を自然の壕(ほり)として利用した平城です。
なお、盛岡市に現存する「三ツ石神社」に伝わるお話しなどから、「鬼が二度と来ない」という意味合いで不来方(こずかた)城とも呼ばれていました。
現在は、内堀や石垣が残っているのみで、春には染井吉野(ソメイヨシノ)、江戸彼岸(エドヒガン)など約200本の桜が咲き誇り、毎年多くの花見客を喜ばせています。
盛岡城跡公園2015年の開花時期
まず、鶴岡公園の桜の【開花・満開予想】がコチラ。
【開花予想日】 4月12日頃
【満開予想日】 4月22日頃
ですが、あくまでも「予想」ですので、近づいてきましたら、またご確認くださいね。桜の開花状況は、天候や気温などによって、直前で変化することが多いです。
盛岡城跡公園 見どころ&楽しみ方
岩手県【盛岡城跡公園】は、春には桜、秋には紅葉、その他にも、5月には藤棚、7月にはアジサイ、6~8月にはバラ園などがあり、四季折々にさまざまな表情をもっており、地元の人たちにとっての憩いの場となっています。
「盛岡城」の天守閣は、明治維新の際に取り払われてしまったため、今は存在していませんが、今も残っている桃山形式の美しい石垣があるため、会津・白河とともに東北三名城の一つに数えられているんですよ。
確かに、石垣の周辺に秩序正しく並んでいる桜の姿がとても美しいですね。
盛岡城本丸から見下ろす桜群・石垣下から見上げる桜
せっかくの城跡ですから、その造りを全力で楽しんでみてはいかがでしょうか?本丸・二の丸・三の丸、それぞれの高さと場所から眺める景色の美しさ、そして石垣の下から見上げる薄紅色でいっぱいの、まるで「桜の天井」のような光景は、言葉を失う美しさです。
城跡を利用した桜の鑑賞は、日本でしか味わえない楽しみ方ですね。
盛岡さくらまつり
【開催時期】2015年4月18日(土)~5月6日(水)
【開催場所】盛岡城跡公園(住所:岩手県盛岡市内丸1-37)
【ライトアップ】18:00~21:30
(ぼんぼりが点灯されます)
【露店・屋台】約30店
【料金】入園無料
【駐車場】あり(詳細は下記)
【問合先】盛岡観光コンベンション協会 019-604-3305
夜のライトアップでは、ぼんぼりが城跡周辺に約120個ほど点灯されます。幻想的に浮かび上がる桜の花々を楽しんでください。
なお、盛岡の特産品としては【盛岡三大麺】(わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺)、盛岡駄菓子、南部せんべい、南部鉄器などがありますので、露店で販売していたら要チェックです♪
盛岡城跡公園へのアクセス
電車や自動車など、使われる交通手段別でマップを紹介しますね。
JR東北本線【盛岡駅】を利用される場合
JR【盛岡駅】で下車。
盛岡都心循環バス「でんでんむし」(左回り)6分、
バス停【盛岡城跡公園(岩手公園)】で下車、徒歩すぐ。
自動車を利用される場合
東北自動車道【盛岡IC】から国道46号経由約5km。約20分。
盛岡城跡公園の駐車場情報
駐車場はあります。
【収容台数】93台
【料金】30分/150円
18~22時 1時間/150円
22時~翌朝8時 1時間/80円
※入出庫は朝7時~22時
【盛岡城跡公園】にある駐車場は、22時以降~翌朝7時まで閉鎖となってしまうため、もしも夜桜ライトアップをゆっくり楽しみたいようでしたら、周辺の24時間駐車場をおススメします。
盛岡城跡公園のお花見 まとめ
【盛岡城跡公園】の名ともなっている「盛岡城」は、東北三名城の一つです。せっかく足を運ぶのですから、桜だけでなく、城そのものも楽しんでいただくことで、古来からの日本の息吹を感じてもらいたいものです。
秋にはまた紅葉が美しくなる、この公園・・。四季折々の顔を写真などに残しておくと、なお一層楽しめるかも知れませんね。
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