数年前から潮干狩りが中止となってしまっている和歌山県の人気潮干狩りスポット片男波潮干狩り場をご存知でしょうか?
片男波潮干狩り場は県内でも最大級の規模の潮干狩り会場で、平成16年には約4万7千人の潮干狩り客でにぎわうほどの人気潮干狩りスポットでした。平成16年以外も例年1万人~2万人の人でにぎわっていた人気の潮干狩り会場です。
しかし、ここ数年は潮干狩りが中止となってしまい、多くの潮干狩りファンから復活を待ち望む声が上がっています。
そんな多くのファンの期待に応えるべく、【和歌山県和歌山市 片男波潮干狩り場】復活に向けての取り組みは、なにか行われているのか、そして、復活の見込みはあるのかどうかということについてお話ししていきます。
片男波潮干狩り場の中止の理由は?
潮干狩り中止の理由はあさりが激減してしまったことにあります。
2017年の今年、潮干狩りが中止になったことによって、ついに9年連続での潮干狩り中止を迎えることになってしまいました。
あさり減少の理由
あさりが減少した理由として考えられているのは、あさりの天敵であるエイやツメタガイなどが増加した影響が大きいと考えられています。
せっかくあさりが増えようとしても天敵がいると、潮干狩りでとれるほどのあさりが生息できないため、潮干狩りを行うことが出来なくなってしまうのです。
たとえば、稚貝の放流をしたとしても天敵が多くいるようであれば、それだけではあさりが増えることは厳しい環境と言えるでしょう。
片男波潮干狩場では、21年から中止。貝毒の影響に加え、漁場の環境変化によって貝の数が減少したり、エイなどによる食害が発生したりしたことが要因。管理していた和歌川漁協は今年3月に解散。エイなどから守るため浜にネットを張るなど対策を行ってきたが、「解散した以上、漁協が潮干狩りを実施することはない」とし、潮干狩りの復活は漁場を引き継ぐ団体などの意向にもよるという。
(出典:産経WEST)
片男波潮干狩り場で行われている対策
潮干狩り復活に向けて行われている対策としては、あさりの食害調査や天敵の駆除を行うということが実行されています。そのための予算として、和歌山市が300万円を計上するという本格的な動きも始まっています。
そのため、今後のあさりの復活、潮干狩りの復活には大きな期待がかかっています。
復活の可能性と時期
あさりの食害調査や天敵の駆除を行うことにより、なんと早ければ2年後には潮干狩りが再開される可能性が出てきているという事です。
さらに、遅くなったとしても3年後には潮干狩りを復活させたいと関係者の方が意気込みを見せているようなので、片男波潮干狩り場のあさりが蘇る日は、そんなに遠くない未来に実現できるのではないかと予想されています。
復活の目安
- 早ければ2年後の2017年
- 遅くても3年後の2018年
この数字は2015年に言われていた数字です。もう少し時間がかかりそうですね。
問合せ先
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片男波潮干狩り場の「あさり姫プロジェクト」
片男波潮干狩り場ではあさり姫プロジェクトというあさり復活への試みが行われています。このプロジェクトにより、少しずつ生育回復の兆しがあるとのことです。
竹筒の中でアサリを育てる「あさり姫プロジェクト」が、ことしも始動。17日には、市立和歌浦小学校3年生の児童約50人が、和歌浦漁協の漁師や地元団体のメンバーに教わりながら「なよ竹部屋」と名付けられた竹筒を作り、干潟に設置した。
(引用元:わかやま新報)
小学生も交えての取組、ぜひ良い成果が現れてほしいですね。
片男波潮干狩場 まとめ
今は潮干狩りが中止になってしまっている片男波潮干狩場ですが、近い将来には再び潮干狩りが再開される日もきそうなので、再開された時には今までの中止期間中の分まで潮干狩りを楽しみたいですね。
中には貝毒対策の設備への経費などがかさみ、潮干狩りの復活がほぼ不可能と言われてしまっているかつての人気潮干狩り会場もあるので、復活の見通しがあると言われている以上は本当に復活する日が来るはずです!
その日を楽しみに待ちましょう。
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